ORiNが求められるようになった背景 今、工場の機器やシステムは「つながる」方向で動き始めている。工場において、さまざまな製品をタイムリーに顧客へ提供するためには、生産設備の稼働率や品質の向上を図り、多種・多世代・量変動などに対応できる設備作りが必要となる。それを実現する1つの手段として、パソコンを主体とした監視システムを構築することがある。それによって、生産ラインの機器内に収められた情報(動作状況データ)を収集・分析でき、迅速な改善やリアルタイムで適切な処置を実施することが可能となるからだ。 しかし、生産ラインにはロボットやPLC(Programmable Logic Controller)をはじめとした、さまざまなベンダーによる多様なデバイスが混在しており、上位系のアプリケーションを開発する場合、情報を取得したいデバイスに対し「一品物」の通信インタフェースの開発から始めなければならない
![いまさら聞けない ORiN入門](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a2e79e5efe11fe77a727ba390b6c1d552daaa4eb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmn%2Farticles%2F1410%2F27%2Fl_km_orin1.jpg)