地方政府が経済活性化を目標に農地を転売してデベロッパーを誘致した結果、人の住まないマンションが林立した。バブルがはじけ、各地で工事中断、「鬼城」ばかりとなって地方政府の債務残高はゴールドマンサックスの予測で840億ドル(約9兆7280億円)に膨らんだ。 土地の応札がゼロ、歳入の6倍が歳出という黒竜江省の鶴崗市は、北海道夕張市のように財政破綻した。これは氷山の一角である。 不動産大手「中国恒大集団」、不動産開発大手「KAISA(佳兆業集団)」などの「理財商品」不払い、連鎖で不動産中堅「花様年控股集団」、同「新力控股集団」、同「中国地産集団」などがデフォルト(債務不履行)。139社の社債利回りは50%超。低格付けの社債残高は650億ドル(約7兆5270億円)。