昨年11月27日、北朝鮮の朝鮮中央通信は金正恩総書記の娘(金主愛)の写真を公開、韓国のニュース番組で大きく報じられた(写真:ZUMA Press/アフロ) 韓国で最も著名な北朝鮮専門家である鄭成長(チョン・ソンジャン)世宗研究所統一戦略研究室長から、2月20日、私にメールが届いた。 その根拠として、鄭室長は次の8点を挙げた。 「最も愛しておられるお子様」 (1)「尊貴すべきお子様」という呼称 北朝鮮は、昨年11月27日付『労働新聞』で、金主愛に対して「尊貴いたしますお子様」という表現を使った。『労働新聞』のサイトで「尊貴いたします」という敬語は金日成(キム・イルソン)と金正日(キム・ジョンイル)という「先代の首領」、それに金正恩という「現在の首領」にのみ使われてきた。そのため、このような絶対権力者を意味する「尊貴いたしますお子様」という敬語が金主愛に対して使われたことは、彼女が「後継の首領
![金正恩が愛娘・主愛を猛プッシュし始めた背景に「3人の女の確執」 東アジア「深層取材ノート」(第176回) | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/79a59ccc7a3565aa6d1308c0b73343f09cf00ba3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2F3%2F1200mw%2Fimg_6303c9025f386e328ff8e316256f107c2291692.jpg)