中国河北省の商品倉庫で保管されていた銅コンセントレートが急減しているとして、資金提供した中国の企業グループが原因を調査している。事情に詳しい関係者が明らかにした。 国有企業を中心とする10社余りのトレーダーは今週、秦皇島市に集まった。借り手の財務を巡り懸念が生じていたところ、同市の商品倉庫で保管している銅コンセントレートが3分の1程度に減っていることが判明したためだという。公に話す権限がないとして関係者は匿名を条件に語った。 企業グループは銅コンセントレート30万トン、約50億元(約990億円)相当の権利を主張しているが、倉庫には10万トンしかないという。なくなったのは約4億9000万ドル(約660億円)相当ということになる。 国内の精製事業者に供給するため年80万-100万トンの輸入銅コンセントレートを購入している中堅商社、葫芦島瑞升商貿がこの問題の鍵を握ると関係者らは説明。同社は一般的
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