「できること」起点のモノづくりは通用しない 靴メーカーが失敗から得た教訓:新製品開発に挑むモノづくり企業たち(5)(1/3 ページ) 本連載では応援購入サービス(購入型クラウドファンディングサービス)「Makuake」で注目を集めるプロジェクトを取り上げて、新製品の企画から開発、販売に必要なエッセンスをお伝えする。第5回はインターナショナルシューズのレザースニーカー「brightway」を取り上げる。 ファクトリーブランドの立ち上げに当たり、現時点で自社が持つ技術や人員のポテンシャルをベースに製品開発を進めるケースは往々にしてある。しかし時として、そうした考えには大きな落とし穴が潜んでいることもある。「できること」を起点に事業を考えるのは正攻法ではあるものの、それが世の中から「求められていること」と一致するとは必ずしも限らないからだ。 1954年に大阪市浪速区にて創業した、老舗の婦人靴メー