交渉相手については明言を避けたが、巨額の資金を持つ米サーベラスと米ブラックストーンの投資ファンド2社が有力候補の一角に名を連ねている。5日には昨夏に米ゼネラル・モーターズ(GM)の大株主としてGMと日産自動車・仏ルノー連合との提携を画策した米投資家カーク・カーコリアン氏が率いるトラシンダも名乗りを上げた。カーコリアン氏は1995年にもクライスラー買収案をぶち上げた経緯があり、今回は2度目の挑戦だ。 4月中に交渉相手を1社に絞り込むとされるクライスラーの売却問題はここにきて混戦の度合いを強めているが、もう1社、異色の候補がいる。カナダに本社を置く自動車部品大手、マグナ・インターナショナルだ。 日本ではほとんど無名 その名は日本ではほとんど知られていない。日本メーカー向けの売上高比率は4%台。拡販を狙って2005年からトヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)など日本車大手に対し、個別に技術
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