気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 日本は「人口減少の世紀」を迎えた。総人口のピークは2004年だった。政府の予測より2年も早く到来した人口減少社会。 2006年は景気上昇による雇用情勢の好転も手伝って、若者層の結婚件数が増え、一本調子の減少傾向にもいくぶん歯止めがかかった。だが、それでもこれから数十年間は減少トレンドを変えようがない。 日本は西暦2050年に8000万人台、2100年には4000万人台の小国に成り下がってしまうことが、半ば運命づけられている。冗談のような話だが、今の少子化傾向がずっと続くと仮定すると、日本の総人口は西暦3400年にはゼロになると推計されている。 人口減少が及ぼす経済や社会への影響は、計り知れないほど大きい。ただ幸いなことに、これから10年程度は