互いに気の重い目標設定 多くの会社が年度末を迎える3月は、その年度の実績が確定する大事な時期であるとともに、来季向けの準備が進む時期です。 部下の皆さんにとって、大いに気になるのが「来期はどんな個人目標になるのか」ということ。目標の達成度は、評価に直結しますから、当然です。 一方、上司にとって部下の目標設定は気の重いイベントです。目標を押し付ければ部下のモチベーションは下がり、自己申告させれば安全を見た低めの目標があがってきて個別に交渉をする必要が生じます。 そして、話し合いの結果、上司が押し切り、部下は「最初から結論が決まっている茶番劇じゃないか」と不満を持ちます。 今回は、目標設定に上司と部下がどう向き合えばよいかがテーマです。 目標設定は大変ですよ。会社からは、なるべく部下の自主性を尊重するように言われていますが、そうはいきません。部下は、達成しやすいように低めの目標を出してきます。