中国オープンソースカンファレンス2020(COSCon'20)が10月24~25日、オンラインと北京・上海・成都・深圳の4都市の会場で開催された。 カンファレンスでは華為技術(ファーウェイ)、アリババ集団、騰訊控股(テンセント)、滴滴出行(DiDi)といった中国を代表する企業の幹部が登壇し、オープンソース推進を打ち出した。ファーウェイの「Harmony OS」やアリババの「AliOS Things」、テンセントの「TencentOS Tiny」など、各社は組み込み用途向けなどにオープンソースのOS(基本ソフト)を公開している。 さらに、テック企業各社は社内にオープンソース推進の部署や担当者を置き、評価制度やトレーニングプログラムなどを設けている。例えばDiDiは開発支援ソフトを含めてオープンソースのソフトウエアを広く公開し、自社のデータを研究者に提供するなど、オープンデータ化の試みを広く実