札幌生コンクリート協同組合(21社加盟)が、製造過程の二酸化炭素(CO2)排出量を半分以下に抑えた生コン「SCN50」を開発した。火力発電や製鉄の副産物を加えることで、製造の際にCO2を大量排出する主原料のセメントの比率を下げた。少量の生産も可能で、同組合は加盟者に、中小規模の工事での活用を呼びかけている。...
![製造時のCO2半減、生コンを独自開発 札幌の協同組合が新商品:北海道新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/209b9f55657adcaee52e91753ff3098aab347a0a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.hokkaido-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2F6%2F8%2F9%2F6%2F689689af1b0c8f0cd4d229fedb87350b_1.jpg%3F20240409125322)
IHIとIHI建材工業(東京・墨田)、横浜国立大学、アドバンエンジ(新潟市)は共同で、耐酸性を高めたセメント不使用のジオポリマーコンクリート「セメノン」を開発した。セメントを使用する通常のコンクリートと比べ、製造時に排出する二酸化炭素(CO2)の量を最大で約8割削減できる。 ジオポリマーコンクリートは、フライアッシュや高炉スラグ微粉末といったアルミナシリカ粉末と、水ガラスなどのアルカリシリカ溶液、骨材などから成る資材だ。ジオポリマーはセメントを使わず、アルミナシリカ粉末とアルカリシリカ溶液との反応でコンクリートのように硬化する。 セメノンは、アルミナシリカ粉末として、粘土鉱物の一種であるカオリナイトを焼成して生成する「メタカオリン」を使う。メタカオリンによって、セメントを使ったコンクリートの約15倍の耐酸性を持つ点が特徴だ。酸性環境下の下水道施設や温泉施設にも適用できる。 耐酸性が高いのは
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