認知症の人が希望を持って暮らせるように。 国や自治体の取り組みを定めた認知症基本法が参議院本会議で14日、可決・成立しました。 国内の認知症の人は年々増加傾向にあり、厚生労働省の研究班の推計で、2025年には約700万人になるとされています。 当事者やその家族は「認知症になっても元気に暮らせる社会になってほしい」と訴えています。 認知症と診断された男性「人生終わってしまったという感覚に」 71歳の時、認知症と診断された香川県に住む渡邊康平さん(80)。 きっかけは車の運転中に道が分からなくなったり、会話中に記憶がなくなっていることを家族に指摘されたことでした。 それまで地元の商工会の会長を務めるなど社交的な性格でしたが、診断後は家に閉じこもるようになったといいます。 康平さんは当時をこうふりかえります。 「認知症と診断され、今後、どういうふうに生きていけばいいのか頭の中でわからなくなってし
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