三菱電機は「第29回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」(2018年11月1~6日、東京ビッグサイト)において、同社初となる金属3Dプリンタを参考出展。単体としての技術力とともに、モジュール化した工程の組み合わせにより、工程全体で自動化を実現できる価値を訴えた。 レーザーワイヤDEDで高い制御技術を活用 三菱電機が出展した金属3Dプリンタは、溶接用ワイヤで簡単な造形を作り、それをDED(Directed Energy Deposition)方式として、レーザーを直接照射して溶かして造形するというもの。金属3Dプリンタで既に多く使われているPBF(Powder Bed Fusion、粉末床溶融結合)方式に対して、造形時間を短縮できる他、空孔などが起こりにくいという強みがある。さらに独自の制御技術により、点造形を可能としており、熱を加えすぎることによる造形くずれを抑えることができる
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