乾坤一擲の賭けに勝った観測ロケット「MOMO」、2年ぶり打ち上げ成功にみる実力:宇宙開発(1/5 ページ) ロケットベンチャーのインターステラテクノロジズは2021年7月、観測ロケット「MOMO」の打ち上げを約1年ぶりに実施した。7月3日の7号機、同月31日の6号機と2機連続での打ち上げ成功という成果は、同社にとって乾坤一擲の賭けともいえる機体の全面改良という決断によるところが大きい。
インターステラテクノロジズが打ち上げを予定している「ZERO」(左)と「MOMO3号機」(右)のミニチュア。1段式ロケットであるMOMOの全長10mに対して、1段式ロケットのZEROは全長22mになる(クリックで拡大) ロケット開発ベンチャーのインターステラテクノロジズ(以下、IST)は2019年3月19日、東京都内で会見を開き、観測ロケット「MOMO」の開発状況を報告するとともに、衛星軌道投入ロケット「ZERO」の開発に向けた事業体制について発表した。2018年6月に行ったMOMO2号機の打ち上げ実験失敗の原因分析と問題解決に向けた地上実験を終えたことから、MOMO3号機の打ち上げを「2018年内のできるだけ早い段階」(IST 代表取締役 CEOの稲川貴大氏)で行う。MOMOよりも開発難易度が高いZEROについては、IST単独で開発を行うのではなく、丸紅や宇宙航空研究開発機構(JAXA)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く