サムスン電子が人の脳に似せた次世代半導体技術の実現に向けた最後のパズルをはめるのに成功した。 サムスン電子は13日、磁気抵抗メモリー(MRAM)基盤の「インメモリーコンピューティング」を世界で初めて実現し、研究結果を学術誌ネイチャーに掲載したと明らかにした。インメモリーコンピューティングはメモリー内でデータの保存だけでなく演算まで行う最先端チップ技術だ。既存の技術より電力消費が顕著に低く次世代低電力人工知能(AI)チップを作る技術として注目されている。 サムスン電子関係者は「今回の研究はシステム半導体工程と組み合わせて大量生産が可能な非揮発性メモリーであるMRAMを世界で初めてインメモリーコンピューティングで実現し、次世代低電力AIチップ技術の地平を拡張したということに大きな意味がある」と明らかにした。 これまで抵抗メモリー(RRAM)、相変化メモリー(PRAM)素子を活用したインメモリー