モバイルインターネットの世界で検索連動型広告を手掛ける「老舗」ベンチャー、サーチテリア。インターネットにおける検索連動型広告業界の二大巨頭、グーグルとヤフーに挑むために編み出した、“超”特許な「秘密兵器」とは一体、どんなものなのか――。 ヤフー(オーバーチュア、※1)の特許に抵触しない独自の仕組みを生み出し、検索連動型広告(※2)市場への参入障壁を切り崩しにかかったサーチテリア。その独自性はどこにあるのか。 簡単にいうと、広告主による入札金額(CPC)で広告の掲載順位を決めるというオーバーチュアの手法に対し、CPCで広告の「掲載確率」を決めることに、サーチテリアは勝機を見出した。 表示確率とカテゴリ化 発想あふれる独自手法 オーバーチュアの方法だと、最高値のCPCを付けた広告主の広告が1位枠に表示される。つまり、1円でも高い金額を付ければ、ほかの広告主にも1位で広告を表示するチャンスがある