9月半ばに、NTT東日本のIP電話サービス「ひかり電話」で障害が発生しました。そこで今回は、ひかり電話のトラブルと一緒に、Skypeの耐障害性を考えてみたいと思います。 最初は9月19日に、ひかり電話でふくそうが発生し、電話がつながりにくくなりました(関連記事:「NTT東のひかり電話でトラブル,通話集中でつながりにくく」)。このトラブルを見て、P2Pファンの僕は、「やっぱりIP電話はP2Pシステムだね」と思っていました。この連載でも何度か話している通り、Skypeで使うP2P技術はスケーラビリティ(拡張性)や耐障害性に優れていて、P2Pならこうしたトラブルはないと思ったからです。 例えばSkypeの場合、通話の呼を中継するサーバーはなく、ユーザーの中から必要に応じて選ばれる多くのスーパーノードがサーバーの役目をします。ユーザーが増えると、その分スーパーノードも増えるので、ふくそうが起こるよ
![IP電話のトラブル発生、Skypeの耐障害性を考えてみた](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)