ミクシィの利用規約改定問題が示すCGM時代の権利処理のあり方 (栗原潔=テックバイザージェイピー代表) ネット・コミュニティに議論を巻き起こしたミクシィの利用規約改定問題は、3月19日に同社が再度の規約改定を行い一応の解決を見たようだ。既に解決した問題を蒸し返すことはしたくないのだが、この問題は今後の消費者自身が作成したコンテンツの重要性が増大するCGM(Consumer Generated Media)時代における重要な教訓を含んでいると思うので、簡単にふり返り、何が問題だったのか、そして、今後どうすべきなのかを検討してみたい。CGMとは、消費者自身が作成したコンテンツが重要な意味を持つメディアのこと。 規約の改正が、ユーザーを不安にさせた ことの発端は3月3日にミクシィが、4月1日から施行する利用規約において「日記等の情報の使用許諾」を規定した条文(18条)を以下のように改定す