自治体がワクチン接種を手探りで進めている中、福岡県宇美町で実施されている方法が、SNSで拡散されて、全国で注目を集めています。 早さの秘密はオペレーション。 現場の工夫です。 宇美町のワクチン接種会場です。 特徴は、椅子に座ったままで終わる接種。 まるで大名行列のように動いていくのは、医師とスタッフたちです。 その先頭は、消毒の担当者。 消毒だけを次々と済ませます。 注射を打つ医師は、手袋を交換せずに済むよう、体には一切触れません。 最後に15分の待機時間を計るストップウォッチを渡して終了です。 接種を受けた人は、「あっという間に打たれたみたいです」「こんなにスムーズにいくとは思ってなかったです」などと話していました。 この方法で、1時間に120人の接種が可能に。 15人が限界だった従来の方法と比べ、実に8倍のスピード化です。 時間に余裕を作り、声かけを増やしました。 副反応のチェックだけ