QOLと免疫を下げて死を早めるうつ病の恐怖 シニア世代になればなるほどに、がんや心筋梗塞、認知症などの病気以上に怖いのが老人性のうつ病です。「うつ病など、たかが心の病気」と思われる方もいるかもしれませんが、うつ病を決して軽視してはいけません。 長く生きるのも大切なことではありますが、やはり私自身は楽しく生きることこそが人生の目的だと思うからです。うつ病になれば、毎日心が鬱々として引きこもりがちになり、自分が生きていることで迷惑をかけていると考えるようになり、体や脳をあまり使わなくなって老化が深刻化し、身体機能や精神面がどんどん衰えていきます。 さらに、うつ病になると免疫機能も下がることも明らかになっています。つまり、うつ病は主観的な不幸を感じ、QOLを下げる上に、免疫力が下がって死を早める危険性を伴っているのです。 本来は「心の病気」に対してより一層の配慮をするべきなのに、日本では精神科の