ひじり@譲テツとライニル新刊通販中 @hijiri_t 精神的に追い詰めないと書けない人間もいれば、追い詰めなくても書ける人間もいると思ってる。 追い詰められなくても書ける代表例は清少納言とか。 追い詰められないとみんな書けないというのは、才能が無い人間の嫉妬かなって(私は追い詰められないと書けないタイプだけど) twitter.com/d1sthund3r/sta… 2023-12-20 20:15:01
リンク Wikipedia 蜻蛉日記 『蜻蛉日記』(かげろうにっき、かげろうのにっき、かげろうにき)は、平安時代の女流日記。作者は藤原道綱母。天暦8年(954年) - 天延2年(974年)の出来事が書かれており、成立は天延2年(974年)前後と推定される。上中下の三巻よりなる。題名は日記のなかの文「なほものはかなきを思へば、あるかなきかの心ちするかげろふの日記といふべし」より。 夫である藤原兼家との結婚生活や、兼家のもうひとりの妻である時姫(藤原道長の母)との競争、夫に次々とできる妻妾について書き、また唐崎祓・石山詣・長谷詣などの旅先での出来 1 user 23 リンク Wikipedia 更級日記 『更級日記』(さらしなにっき / さらしなのにき)は、平安時代中頃に書かれた回想録。作者は菅原道真の5世孫にあたる菅原孝標の次女・菅原孝標女。母の異母姉は『蜻蛉日記』の作者・藤原道綱母である。
気づけば本を読んでいなかった社会人1年目ちくしょう、労働のせいで本が読めない! 社会人1年目、私はショックを受けていました。 子どものころから本が好きでした。読書の虫で、本について勉強したくて、文学部に進学した文学少女。でもあるとき、本を読み続けるにはある程度のお金がいることに気づいたのです。ハードカバーも文庫本も、買い続けるにはお金がかかりました。そこで就職活動をしたところ、運良くIT企業に内定をいただけた。私はこれ幸いと就職しました。 はっきり言って、好きな本をたくさん買うために、就職したようなものでした。 しかし就職して驚いたのが、週に5日間毎日9時半から20時過ぎまで会社にいる、そのハードさでした。 ──週5でみんな働いて、普通に生活してるの? マジで? 私は本気で混乱しました。 ……こんなことを言うと、社会人の先輩各位に怒られそうです。「いやいや9時半から20時くらい、働き方とし
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi 『スレイヤーズ!』を英語で読んだら口語のニュアンスが(翻訳過程で消えるのと読者の英語力の問題で)なくなってえらく高尚な幻想文学に読めた、という話を伺い、そういうことは我々の読んでいる外国語作品でもよくあるんだろうなあ、と思う夕べ。 あずま あきら @azumaakira123 @u_kodachi 聖書にあるイエスの言葉、例えば神へ呼びかける「アッバ」はアラム語から強いて訳せば「おとうちゃん、ととさま」ともなるらしいですが、歴代どの訳者もそのままを重んじて今に至りました。 訳から訳を経た日本語文と、元のアラム語会話と、実はどれぐらい差があるのだろうかと想像の膨らむ一語です。 pic.twitter.com/6CUZ4Ghi6b
p-shirokuma.hatenadiary.com amamako.hateblo.jp 今日はこちらのエントリを読んで思ったことなどを。 ブログに商業化の波がやってくる前、この世界はただリアルには出せない、自分の思いのたけをぶつけるだけの場所だったように記憶している。もちろん観測範囲の問題はあるし、以前から商売のためにブログを書いていた人も、ブログを書籍化した人がいることも知っている。だが総じてブログ空間は、ただ書きたいこと、訴えたいことがあるから書く、という人が多くを占めていたように思う。 はっきり空気が変わり始めたと感じたのは、「ブログで自分語りなどしてはいけない」と主張する人たちが出てきた頃からだ。需要のないエントリなど書いてはいけないということだ。自分が書きたいかどうかではなく需要があるか、要はお金になるかが一番の関心事、という人たちが増えてきた。ブログをどう書こうと自由なの
ガブリエル・マツネフ Photo: Eric Fougere / VIP Images / Corbis / Getty Images フランスではいま、1冊の小説が話題となっている。2019年1月2日に発売されたヴァネッサ・スプリンゴラの『合意』(未邦訳)だ。 作者のスプリンゴラは、現在47歳の編集者。本書は、14歳から数年間にわたって、当時50代の作家ガブリエル・マツネフと性的関係を持っていた経験を告白した内容だ。当時、マツネフはふたりの関係を小説にたびたび描いてきたが、本書はその関係をスプリンゴラの視点から語り直したものだ。 スプリンゴラは、ふたりの間には支配関係があったことを明らかにすると同時に、長年マツネフの小児性愛を見過ごしてきた出版界の姿勢についても批判している。 フランスをはじめとする複数のメディアが大きく報じている。 13歳の時から始まった 出版社のホームページやフランス
SFやミステリのおすすめは多いけど、文学のおすすめはあまり見かけなかったので取り急ぎ。 ・マーガレット・アトウッド『侍女の物語』、『誓願』、『昏き目の暗殺者』上・下 ・コーマック・マッカーシー『すべての美しい馬』『ブラッド・メリディアン』ほか多数 ・クッツェー『恥辱』 ・オルハン・パムク『無垢の博物館』『雪』ほか ・トニ・モリスン『ビラヴド』ほか多数 ・エリザベス・ストラウト『私の名前はルーシー・バートン』ほか ・アニー・エルノー『嫉妬/事件』 ・ジュリア・フィリップス『消失の惑星』 ・アンソニー・ドーア『すべての見えない光』 ・コルソン・ホワイトヘッド『地下鉄道』 あとハヤカワから出てる有名どころだとカズオ・イシグロとかアゴタ・クリストフか。
ノーベル賞の選考委員会はグリュック氏について「厳粛な美を伴う、まぎれもなく詩的な声で、個の存在を普遍的なものにした」と評価しています。 そのうえで「詩の音色は一見、自然だが衝撃的だ。読者は痛々しい家族関係の、残酷なほど直接的なイメージに遭遇する。それは率直で妥協がなく、詩的な装飾を施した痕跡はない。彼女は人生の過ちや変化し続ける状況だけにとらわれない、根本的な変化と再生の詩人でもある。その飛躍は、深い喪失の感覚から生まれている」としています。 さまざまな分野で功績をあげた人たちを紹介するアメリカの団体のホームページによりますと、グリュック氏は1943年にニューヨークで生まれ、幼い頃からことばや物語に興味を持ち、10代で雑誌に作品を投稿し始めたということです。 コロンビア大学などで学んだあと1968年に初めての詩集を発表。この中で、グリュック氏は怒りや疎外感を感じている人々の声を1人称で語り
中間発表に書かれていました。 先ほど、こちらに久しぶりにブログをアップしながら、皆さまのお返事を書いたり、いろいろしていましたら、 『カクヨム』で知り合った方から近況ノートに。 「アメリッシュさん!! 武蔵野の中間選考で残ってますよ。 私応募された三作品の内一番100年が。いけるって思ったので、予想があたってうれしいです(笑)」って。 え? えええ? むっちゃ嬉しいです。 びっくりして、その返信が、今みると超クール。 「え? それは、今、鳥肌が立っています。 或る女じゃ、ないんだ。 ふう、嬉しいです。ありがとうございます。みて来ます。 知らなかった。 でも、或る女じゃないんだね。 びっくりしてます」 あのね、自分! 動揺して、なに返事してんの、もう、です。 ともかくまだ、中間発表で最終候補だそうです。840作品のなかで25作品に残れて嬉しいです。 はてなブログで1年、ブログを書くことで、文
あけましておめでとうございます。 皆様インターネット生活を楽しんでいらっしゃいますか? 2020年の増田文学を振り返った投稿が相次いでるようなので、自分も何か書こうかなと思った次第であります。 そこで自分のはてなブックマークを読み返して、ブクマされた増田を紹介をしたいと考えました。 さて、私は「増田文学」「増田文芸」「増田小説」という3つのタグを使っています。厳密な区分はないのですが、「小説・文芸として意識して書かれた増田」については後者2つのどちらかを使っています。Web小説っぽいと増田小説、個人的に表現や文体に面白さを感じた時は増田文芸になるのかな。 そして増田文学ですが、増田文芸の中でもテーマ性を感じるものや、創作ではないのに文学性を帯びてしまった魂の叫び増田などにおおよそ用いています。 全てはブクマした瞬間の気分なので、厳密な定義ではございません。 増田小説の部 anond.hat
はくいきしろい @hakuikisiroi 鑑賞者や購入者が作品をカットしステッカーとして身近な物に貼るという行為により作家と鑑賞者間との双方向的な作品を目指しています 色や質感などの作品イメージはデジタル情報から着想を得ており、自分の身体を通し創作された作品が物質世界で質量を持つことがコンセプトなので作品のインクの重さがそのままタイトルと値段になります m-hz.net/?mode=cate&csi… はくいきしろい @hakuikisiroi むかし予備校の講師が 「茶色だろうがねずみ色だろうがこの世界で汚い色は存在しない、もし作品で汚い色だと感じたならそれは近接している色との響きが悪く構成が間違っている。色は単色だと全て美しい」 と言う話をしてて、それはもうずっと覚えてしまっている 2022-09-04 22:04:05
北条時行って誰なのか。北条って苗字は知ってる。聞いた事ある。時政?時宗?なんなそんな人が歴史の教科書に出てきたきがする。 豊臣秀吉、織田信長、徳川家康、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗くらいならどういうドラマがあったのかだいたいわかる。でもその程度。 日本じゃないけど三国志とかもよくわかってない。諸葛孔明とか劉備とか?四面楚歌って言葉もそこ由来だっけ? 歴史以外にも文学。クソデカ羅生門は羅生門を知らないとその面白さがわからない。 他にも増田に対してブコメで色々な文学作品のパロディである事を指摘している人が沢山いる。 みんな色々な事を知っている。 そういう話題、というか教養。当たり前にはてなで盛り上がる教養が自分には備わっていないことに劣等感がある。 みんないったいいつ興味を持って、何に触れるとそういう教養を身につけられるのだろう。
https://anond.hatelabo.jp/20240703191053 ワイ、昨日書いた増田が250以上ブクマされ、ビビり散らかす。まあ逆張り&背伸びしたい勢は想像以上にいるってことなんだろうか。それにしても「百年の孤独」文庫版マジで見つからんな、4件本屋行ったが見つからん。だからまあアレだ、今度は“「百年の孤独」文庫版売ってないのでもういっそ「百年の孤独」は読まないで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学”というテイでお薦めするわ。逆張りしてる/したいやつ、そもそも「百年の孤独」読まんよな。 アウグスト・ロア=バストス/吉田秀太郎「汝、人の子よ」(パラグアイ) まず名前カッコよすぎだろ、アウグスト・ロア=バストスって。ラテンアメリカの小説家で一番カッコええよ。まあそれは措いといて、これはパラグアイの現代史とかそういうの描いてんだけど、語り方がめちゃ混乱してる。1人称で進んでた
ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まって約1か月後の今年3月19日。 小説『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)でデビューされた逢坂冬馬さんと、随筆集『夕暮れに夜明けの歌を──文学を探しにロシアに行く』(イースト・プレス)を発表された奈倉有里さんに対談をしていただきました(『図書』2022年6月号掲載)。お互いの本についての感想から、戦争を描くことの両義性、戦争文学の「誤読」の問題、反戦運動への姿勢まで──いまの状況と交差するいくつもの大切なテーマが語られています。 今回、話題のひとつとして取り上げられている、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ/奈倉有里訳『亜鉛の少年たち──アフガン帰還兵の証言 増補版』(岩波書店)刊行にあたり、『図書』より同対談を再掲します。ヘッダー画像はウクライナ出身の画家アルヒープ・クインジによる作品「海。クリミア」。(編集部) 逢坂冬馬氏、奈倉有里氏 翻訳文学とエンタ
秋篠宮家の長男・悠仁さま(15才)が文学賞に入賞された作文の一部が、それより以前に発表されたほかの人の文章に酷似していることがわかった。高校入学という新生活の門出を前に、過去の作文が今再び注目を集めている。 「素晴らしい賞をいただき大変うれしく思います」 2021年3月20日、悠仁さまは福岡県北九州市が主催した「第12回子どもノンフィクション文学賞」の佳作に選ばれた表彰式で、率直なお気持ちを語られた。 作文のタイトルは『小笠原諸島を訪ねて』。悠仁さまが小学5年生のときに、紀子さまとプライベートで小笠原諸島を訪れた思い出を400字詰め原稿用紙19枚に綴られた。 「お茶の水女子大附属中の夏休みの国語の課題で作文コンクールに応募するものがあり、2年生のときに学校を通して応募された作文が佳作に選出されたのです。コロナ禍によってオンラインで行われた表彰式では、喜びのお言葉のほかに『父島や母島に暮らす
ハリー・ポッターシリーズは既に初作刊行から20年もたっていますが、いまだに子供達に人気があります。シリーズの著者であるJ・K・ローリングは、アルバス・ダンブルドア先生はゲイだと思うと発言しています。これはファンの間で大きな議論を引き起こしており、小説からわからない設定で一貫性に欠けるとか、著者の意図にそって作品を読む必要はないとか、様々な批判があります。芸術作品は世に出た瞬間、受け手の自由な解釈にさらされるもので、必ずしも著者の意図にそって読む必要はないので、後者の主張は当然といえるものです。 しかしながら、私が非常に疑問に思っているのは、ダンブルドアがゲイなのは、本当に小説からわからないのか……?ということです。 実は私は、(お恥ずかしいことですが)学生時代はあまりハリー・ポッターなどの現代小説に興味が無く、2007年のローリングのこの発言を全く知らない状態で日本語訳が出てから『ハリー・
白田 麻子☆タイ式芸能ライター 🇹🇭 @sirata_mako こんにちは! 最初に言わせてください。あなたは唯一無二です! プロのハッカーという職業柄、色々な物や人を今まで観てきましたが、それでも私はあなたに感心しています。 単刀直入に言いますね。私の言うことをじっくり読んでください。 白田 麻子☆タイ式芸能ライター 🇹🇭 @sirata_mako 数カ月前、あなたのオペレーションシステムをハッキングし、お持ちのすべてのデバイスと、メッセンジャーやSNSのプロフィール等、アカウントへのアクセス権を獲得しました。 白田 麻子☆タイ式芸能ライター 🇹🇭 @sirata_mako 私のメッセージの意図をご理解いただけたでしょうか。言うまでもなく、キーロガーにあなたが書いたことやネット上の活動、ウェブカメラのストリーミングからアクセス権を獲得しました。 これも全て、悪意のあるマルウェ
読めるよ! アカウントの登録時にできたインターネット上の「マイ本棚」には「小学館世界J文学館」に収録されている125冊の本が並んでいて、紙の本がなくてもそこから読むことができるんだ。 「小学館世界J文学館」は、NetflixやSpotifyと同じようにインターネットからリアルタイムでデータを配信するストリーミング形式だから、ダウンロードはできないよ。そのかわりデータを端末に残さないので端末の容量に負担をかけないんだ。 J文学館の音声自動読み上げ機能は、視覚障害や読字障害など、文字による読書が困難な方へのアシストを目的とした機能なんだ。ナレーターや声優が本を朗読するオーディオブックとは違って、AIが文章を解析して、コンピュータによる音声合成で本文を読み上げてくれるよ。できるだけ正しく自然な読み上げが実現できるように努力しているよ。(※現時点では、読み上げ内容やイントネーションに、誤りや不自然
こんばんは~ ここ一ヶ月くらい『とらドラ!』を何回も観たり読んだりしているのですが、『とらドラ!』、実に面白い!(湯川学) しかしあまりにも面白すぎるのでちょっと怖くなってきた。面白いだけでもありがたいのに、萌えもあるとか贅沢すぎる。贅沢すぎて誰かに怒られちゃうんじゃないか? そこで、この記事では『とらドラ!』においてあまりにも調和しすぎている「深み」と「萌え」の二側面について、色々と適当言いながら分析していこうと思います。よろしくお願いします。 【注意事項】 ・若干本編のネタバレあり。原作、アニメを知らなくても十分読めるようになっていますが、一度アニメだけでも通しで見ておくとより楽しめるかもしれません。というか是非見てほしい。最悪この記事は見なくてもいいので『とらドラ!』は見てください。Primeとかdアニとかにあると思います。全25話。 ・便宜上これより後の文章は常体(~だ、~である)
はてなブックマークでは、サービスの出発点である興味と発見を軸に、よい“作品”を見つけてくれた「ブックマークユーザー」を表彰するはてなインターネット文学賞「作品発掘部門」を8月31日まで開催中です。 bookmark.hatenastaff.com 最新の作品から懐かしの名作まで、幅広く見つけていただきありがとうございます。 発掘いただいている皆様へ参加賞として、期間中の発掘作品数に応じてグリーンスターをご用意いたします*1。 発掘作品数 グリーンスター 20件以上 50個 20件未満 5個 さらに、よい”作品”を見つけてくれた「ブックマークユーザー」には賞品としてAmazonギフト券+新作のはてなブックマークTシャツ+はてなオリジナルステッカーのプレゼントもあります。 参加方法は「もっと多くの人に知ってほしい!」と思ったお気に入りの作品に、 作品発掘部門の専用タグ「作品発掘」をつけてブック
クーリエ・ジャポン @CourrierJapon 世界中で愛されるキャラクター、チェブラーシカの生みのエドゥアルド・ウスペンスキーの娘が、児童文学賞に父の名を付けないでほしいと求める公開書簡を発表。「児童文学の権威ある賞に、来る日も来る日も家庭内暴力をふるっていた人の名がつくなんてありえない」 courrier.jp/news/archives/… 2020-06-14 19:03:03 リンク クーリエ・ジャポン 父は暴君だった─「チェブラーシカ」の作家の娘が衝撃のDV被害告白 | 作品と作者の人生は切り離して考えるべきか ロシアの児童文学家エドゥアルド・ウスペンスキーの絵本シリーズ『ワニのゲーナ』に登場する、チェブラーシカ。日本でもアニメ化されるなど人気の高い、愛くるしいキャラクターの生みの親について、ロシア全土に衝撃を与えるニュースが広がった。その発端は5月末にメディアに掲載された、
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 僕がはじめて自分のホームページを作ったのは、1999年だから、もう20年以上前になる。 パソコン通信の時代には、そういうものがあるのは知っていたけれど、知らない人とやりとりするなんて怖いな、電話代もかかるみたいだし、という感じで、そんなに興味を持てなかった。 でも、職場でインターネットというものにはじめて触れて、雑誌に紹介されている個人サイトを覗いてみて、僕はインターネットの「日記」に魅了されてしまったのだ。 そこには、家族との日常を淡々と記録している人、趣味について書き続けている人、進行中の不倫や専門職での出来事を匿名で告白している人、婚活で出会った異性のことを赤裸々に紹介している人、などが存在していた。 他人の日常を覗き見ることには、背徳的な新鮮さがあった。 それまでは、プロの作家の「お金になる文章」以外を読む機会って、ほとんどなか
2006年に始まったブログ「ガメ・オベールの日本語練習帳」。 James F.が日本の友達に向けて書き続けてきた東京、日本語、Integrity、太平洋戦争、Covid-19、BLACK LIVES MATTER、性、鬱、友達、貧乏、日本文学など1800を超える記事から選定、書き下ろしを加え、書籍化する。
(CNN) オーストリアの作家ペーター・ハントケさんにノーベル文学賞を授与した決定に反発の声が上がっている。旧ユーゴスラビア紛争当事国の関係者からは、「ジェノサイド(集団虐殺)否定論者」への授賞は「恥ずべき」ことだとの指摘も出た。 1942年生まれのハントケさんは、1990年代のユーゴ紛争を巡る発言や同紛争に絡み戦争犯罪で訴追されたセルビアの故ミロシェビッチ大統領と近い関係にあったことで批判を受けた。 2006年に行われたミロシェビッチ氏の葬儀では弔辞を読んだ。ハントケさんは同年のインタビューで自身の判断を擁護し、ミロシェビッチ氏は「英雄ではなく悲劇の人間だ」「私は作家であって裁判官ではない」と語っていた。 授賞決定を受け、コソボのシタク駐米大使はツイッターで「あきれた判断だ」と反発。「ジェノサイド否定論者やミロシェビッチの擁護者を称賛すべきではない」とも述べた。 さらに「私たちは人種差別
2023年03月31日20:00 VIPPER必読の『読むと頭がおかしくなる文学ランキング20』が決定 Tweet 1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2023/03/31(金) 13:15:48.284 ID:RVezu6Si0 1.フィネガンズ・ウェイク 2.重力の虹 3.JR 4.死靈(埴谷雄高) 5.トリストラム・シャンディ 6.裸のランチ 7.ヴィトゲンシュタインの箒 8.さようなら、ギャングたち 9.ひきこもりの手記 10.さよならを教えて(ゲーム) 11.隣の家の少女 12. 家畜人ヤプー 13.ドグラ・マグラ 14.八本脚の蝶 15.うわさのベーコン 16.Serial experiments lain(ゲーム) 17.終わらない夏休み(ネット小説) 18.絶望の世界(ネット小説) 19.黒死館殺人事件 20.虚無への供物 異論あるか? 久しぶりに闇深をあつめ
京都大学で13日、自由と平和のための京大有志の会などの主催による公開セミナー「人文学の死――ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」が開催された。昨年10月7日から始まったパレスチナ・ガザ地区に対するイスラエルの破壊と殺戮が苛烈さを増すなか、人文学の視点からこの暴力の歴史的根源に迫った。オンラインも含め約600人が参加した。今号では、岡真理・早稲田大学文学学術院教授による基調講演「ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題」の内容を紹介する。 ◇ ◇ 本セミナーは、この4カ月間、今なおガザで生起している出来事――イスラエルによるジェノサイド(大量殺戮)、ドミサイド(大量破壊)を、この暴力の根源に遡って理解することを企図している。 昨年10月7日、ガザ地区――マスメディアでは「イスラム組織ハマス」あるいは「イスラム原理主義組織ハマス」が実効支配するガザ地区と説明されるが
翻訳大国と言われる日本。日本からは、なかなか情報にアクセスしづらいマイナー言語でも文学は綴られている。それらマイナー言語の文学を読めるのは翻訳者がいるからだ。あえて狭き門をくぐり、そして今度は広くしようと努めているのはなぜか。マイナー言語の翻訳者のみなさんに、「その他」の深さを尋ねるシリーズ連載。 社会言語学者、鴨志田聡子さんは、昨年、イスラエルのYA小説『アンチ』で翻訳家としてデビューした。原書はイスラエルでの出版ということで、ヘブライ語で書かれている。決して多くはないイスラエル文学、ヘブライ語の翻訳者が誕生したことは、ガイブン読者にはうれしいニュースだ。こんなニッチな世界に飛び込んでくれた鴨志田さんにぜひヘブライ語にかける思いを聞こう、というつもりだった。 しかし意外にも開口一番、「ヘブライ語は苦手、できればやりたくないと逃げてきたのが正直なところなんです」。 このことばの裏には、もと
プーチン、スターリンを支持するロシア国民 独裁者でなければ統治できない歴史的大国の構図 沼野充義・ロシア文学者=後編 ウクライナの都市リヴィウに貼られた「プーチンを止めろ」の張り紙 Bloomberg 欧米や日本のスターリン像はロシアでは全く正反対だ。高いスターリン評価と大国ロシア復活を目指す持つプーチン大統領への支持の背景をロシア文学の第一人者、沼野充義氏に聞いた。(聞き手=桑子かつ代・編集部)>>>前編はこちら スターリン礼賛復活 ―― プーチン政権下の20年間、過去の独裁者スターリンを評価する動きが広がっている。 沼野 ロシアの非国営独立系会社がロシア人に対して「人類の歴史上で一番偉いと思う人は誰か」という世論調査をしている。直近の21年5月実施で、1位がスターリンの39%、2位レーニン30%、3位プーシキン23%、4位ピョートル大帝19%、5位プーチン15%だ。 ロシアらしく面白い
Published 2022/03/10 16:49 (JST) Updated 2022/03/10 17:07 (JST) 札幌大(札幌市)の教授が書店で計画したロシア文学関連のパネル展示が、大学側の反対で延期になったことが10日、教授などへの取材で分かった。大学側はロシアによるウクライナ侵攻を受け「嫌がらせをされるリスクがある」などと説明。大学教授は「ロシアと名の付く全てをタブー視していいのか」と疑問を呈する。 岩本和久教授(ロシア文学)が企画した「疫病とロシア文学」で、JR札幌駅近くの書店で11~13日に開催予定だった。コロナ禍を受け、ドストエフスキーやチェーホフなどが感染症を作品でどう描いたかを紹介。ウクライナ侵攻に伴い、トルストイの非戦論などの内容も追加していた。
2024年5月19日に、『アラザル』の新刊となる16号を発行します。「政治」を特集した13号(2020年発売)に続き、2度目の特集号として「経済」をテーマに制作しました。昨今の物価高や円安、税制改正によって、お金の問題が生活の中で大きくなっているこのタイミングで、同人それぞれがお金について考えたエッセーを掲載しています。 https://x.com/arazaru/status/1790958151883424005 さて、「インディペンデント批評誌」として発行している『アラザル』は、2008年の創刊以来、常に都内で行われる文学フリマに合わせて新刊を作ってきました。増刊号を出す際や、何も新刊のないタイミングでも文フリに出店してきたので、我々にとっては文フリはもっとも大きな発表の場になっています。しかし、今回の16号は文学フリマで販売しないことにしました。正直に言うと、同人の誰もがぼやぼやし
《この記事は約 9 分で読めます(1分で600字計算)》 北京大学・馬場公彦氏による中国の出版事情レポート、今回は中国における日本文学の翻訳事情について。前後編でお届けします。 日本と同じく、中国も翻訳文学大国 日本文学の翻訳事情 先の中国レポート「巨大な児童書市場での日本のプレゼンス」で、書籍市場の売上3割を占める児童書において、外国のコンテンツが主流を占め、イギリスに次いで日本とアメリカの作品が多く翻訳されていることについて触れた。2019年の売上実績をみると、主要なジャンルは売上額順に児童書―学参書(教材・副読本を含む)―社会科学に次いで文学関連で、これらを合算すると80%を超える市場規模に達する。そのうち文学は昨年比1.74%減とはいえ、全売上額の10.19%である。 さらに文学の内訳をみると、小説・散文が売上額の大半を占めており、小説の細目では中国現代文学(ランキングのトップは余
このへん、文学研究と経済学研究とのあいだの感覚の違いだよねえ。 文学研究、というか人文系のあいだには 翻訳は原典ではない(「翻訳の研究」をするような場合を除く)作品の日本語への翻訳は原典から直接行うべきだ、それが翻訳家として当然だフランス語はメジャー言語だという感覚があるわけよ。したがって、 山形浩生が参照したピケティの著書の英語版は「原典」ではないしたがって山形浩生は「原典からの直接の翻訳」をしていない。これは翻訳家としてあるまじき行為であるアルバニア語やアイスランド語などの専門家が少ない言語の場合は、重訳であっても、その言語で書かれた作品を知るための必要悪として許容されてもいいかもしれないが、フランス語はメジャー言語なのだから、版元にはフランス語の翻訳者を探し出し、原典から翻訳させる責任があったという結論になる。正直、こんなのどれも人文系研究者としては当たり前すぎて、反射で「いや直訳さ
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