昨年末に人気漫画「鬼滅の刃」の「複製原稿」として販売した作品に重大な問題があったとして、集英社が複製原稿を新たに作り直し、販売済みの商品と交換することが14日、わかった。約4万円と高額ながら、購入者からネット上で「作りが雑」などの批判が出ていた。 複製原稿は、漫画家が実際に描いた生原稿に近い仕上がりを再現した商品。欄外にはみ出した絵やアシスタントへのメモ、鉛筆の下書き、塗りむらなどを残した形で販売されるケースが多い。 商品は、昨年12月にオンラインで開催した「ジャンプフェスタ」で販売した。最終話の一つ前の第204話の原稿33枚を1セット3万8500円で売り出し、商品説明では「原画に忠実」とうたっていたが、実際はコミックや雑誌に載ったものを原稿用紙に引き伸ばして印刷しただけに近いものだった。販売サイトで示したサンプル画像に比べ、絵の外側が切れたカットが複数あり、コミックや雑誌掲載時より絵の範