学校法人森友学園(大阪市)をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自死した同省近畿財務局職員の赤木俊夫さんが、改ざんした経緯を記録したとする「赤木ファイル」に関し、近畿財務局の元上司と赤木さんの妻の会話とされる音声データが10日、野党ヒアリングで公開された。 ヒアリングでは約4分間の音声が公開された。音声には「パラッとだけ見たんです。『うわ~、めっちゃきれいに整理してあるわ』と。全部書いてあるやんと。どこがどうで、何がどういう本省の指示かっていうこと」などと「赤木ファイル」の中身について語る場面があった。 この音声記録は、妻が国などに損害賠償を求めた裁判に提出されている。財務省はこの中で語られている「赤木ファイル」に関し、存在するかどうかも明らかにしていない。 立憲民主党の階猛氏はヒアリングで、「この会話を聞いて、ファイルがないと思う人は一人もいない。存否を明らかにすることが、なぜ裁判に影響す