北欧のバルト海で1月、海底ケーブルが損傷し沿岸の国々が捜査を進める中、ノルウェーの警察はロシア人船員が乗った船の捜査を始めたと発表しました。捜査対象となる船は2隻目で、周辺海域では同じような被害が相次いでいることから、破壊工作ではないかとしてNATO=北大西洋条約機構が警戒を強めています。 バルト海では1月26日、スウェーデンとラトビアを結ぶ海底の光ファイバーケーブルが損傷しているのが確認され、両国が何者かによる破壊工作の可能性もあるとして捜査しています。 こうした中、同じ北欧のノルウェーの警察は31日、ラトビア当局の依頼を受け、当時、近くを航行していた船を北部の港に入港させ、捜査を始めたと発表しました。 船はノルウェー船籍ですが乗組員は全員ロシア人で、ともにロシアのサンクトペテルブルクと北極圏のムルマンスクの間を行き来していたということです。 一連の捜査ではスウェーデン当局が1月、マルタ