朝鮮学校への高校無償化制度の適用が、 おおむね決まったと思えた矢先、 最後の最後になって、 また不穏な動きが出てきたようです。 高校無償化の問題をめぐっては、 たくさんの日本人たちも「おかしい」と声をあげてくれています。 「日本の民主主義の根底を揺るがしかねない問題」だと、 自分たち自身の問題として取り組んでくれています。 そこで耳にするのは、 「朝鮮学校の生徒たちがふびんでならない」 という意見です。 先週金曜日、日本の市民団体が主となって 文科省と内閣府に対する要請行動と院内集会が行なわれたのですが、 その場でもそういう声があがりました。 しかしとあるオモニがこう言いました。 「私は自分の子どもたちを、ふびんだなと思ったことは一度もありません。 今のような時代の中、自分の祖父母の歴史を学び、 自分たちの将来を真剣に考える子どもたちが、 日本にどれくらいいるんでしょうか」 私はその時、少