【ワシントン=小林俊哉】オバマ米大統領は8日、新学期を迎えた子どもたちに向け、ワシントン郊外の高校で演説し、「君が人生でどんなことをしたいと思っていても、絶対に教育が必要だ」と述べて、通学し、勉学を続ける重要性を強調しました。演説は、テレビやインターネットを通じて、全米に中継されました。 米国の公教育は小学校から高校まで原則無料。義務教育期間は、州によって違いがあるものの、おおむね7~16歳となっています。しかし、財政難から教育設備の悪化などが全米規模で問題となっています。また、不況のもとで、大学進学など高等教育をあきらめる生徒も増えています。 オバマ氏は、「将来、米国が、さまざまな重大課題にきちんと取り組むことができるかどうかは、今日、君たちが学んでいることにかかっている」と強調。「もし、君が学校に行くことをあきらめてしまうなら、それは自分自身をあきらめてしまうだけでなく、君の国の将来を