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ブックマーク / blog.tatsuru.com (4)

  • 特定秘密保護法について - 内田樹の研究室

    衆院で特定秘密保護法案の審議が始まった。 すでに多くの法律家が指摘しているように、この法案は国民主権と基的人権を侵害する恐れがある。 行政が特定秘密の指定を専管すれば、憲法上国権の最高機関であるはずの国会議員の国政調査権も空洞化する。 国民にしても「秘密保護法違反」の罪で訴追された場合、自分が何をしたのかを明かされぬままに逮捕され、量刑の適否について議論の材料が示されないまま判決を下され、殺人罪に近い刑期投獄されるリスクを負うことになる。 前にも繰り返し書いてきたとおり、自民党の改憲ロードマップは今年の春、ホワイトハウスからの「東アジアに緊張関係をつくってはならない」というきびしい指示によって事実上放棄された。 でも、安倍政権は改憲の実質をなんとかして救いたいと考えた。 そして、思いついた窮余の一策が解釈改憲による集団的自衛件の行使と、この特定秘密保護法案なのである。 解釈改憲は文言をい

    quagma
    quagma 2013/11/10
    後半の分析(?)にアジア近隣諸国への見下しが剥き出しになってるのを何とかしてください。率直に言ってクソですこういうの。
  • 歴史記述について - 内田樹の研究室

    歴史研究者協議会というところから講演依頼があり、「国民の歴史」について話すことにした。 レジュメの提出を求められたので、こんなことを書いた。 実際には字数の制約があって、もっと短いのだが、ブログ用に少し書き足した。 歴史認識問題というものが存在する。 平たく言えば、歴史の認識が「国ごと」に違っているということである。 最近では日中・日韓・日米の「歴史認識」の違いが外交関係をぎくしゃくさせている。 あらゆる国民国家は自国の起源を有史以前の遠い過去に遡らせようとし、未来永劫に存在し続けるものとして表象する。 平成25年は皇紀2673年であるから建国は紀元前660年。隣国の壇君朝鮮はもっと早くて紀元前2333年の建国という話になっている。 同じく、どの国も永遠に存続するという前提を採用している。 中央銀行が発行する紙幣の価値を担保するのは「未来永劫に続く国家」だけだからである。 どこの国も、自分

    quagma
    quagma 2013/06/03
    これ要は「国民国家のために正しい歴史を」て言ってるんだけど、それじゃ歴史修正主義者と本質的に変わらない。そうじゃなくて「歴史は国民国家のためにあるんじゃない」「歴史を国民国家から取り返せ」と言わなきゃ
  • 改憲案の「新しさ」 - 内田樹の研究室

    ある媒体に長い改憲論を寄稿した。 一般の目に触れることのあまりなさそうな媒体なので、ここに採録しておく。 改憲案の「新しさ」 改憲が政治日程に上ってきている。7月の参院選で自民党が大勝すれば、今秋以降には国内での合意形成めざした議論が始まるだろう。自民党や改憲勢力がいったいこの改定を通じて「何を」実現しようとしているのか、それをこの機会に確認しておきたいと思う。 自民党の改憲草案については、さまざまな批判がすでになされている。個別的な条文ひとつひとつについての適否は専門家による議論に委ねて、私としてはこの改憲案に伏流している「新しいものの見方」についてだけ考えてみたいと思う。護憲派の論客の多くは、改憲案の「復古調」に違和感や嫌悪を覚えているようだが、私はむしろこの改憲案は「新しい」という印象を受けた。その「新しさ」とは何かについて書きたい。 まず、今日のみならずグローバルなスケールで起き

    quagma
    quagma 2013/05/09
    ちょっとみんな内田樹に転がされすぎ!最初のほうしか読んでないけどこういうふうな問題構成だと結論は「日本を守れ!」にしかならないしそれだと見落とすべきでないものを見落とすことになる。
  • 及び腰ストラテジー - 内田樹の研究室

    普天間基地の移転問題がなかなか解決しない。 問題がなかなか解決しないのは、誰もが満足できるソリューションが存在しないからである。 当たり前のことを言うな、と言われそうだが、「誰もが満足できるソリューションが存在しないとき」に「早く、誰からも文句のでない決定を下せ」と言い立てるのはあまり賢いふるまいとは思えない。 「できるなら、しているよ」 ということである。 「先送り」というのはひとつのアイディアである。 これについてはかつて春日武彦先生から含蓄のあるお話しをうかがったことがある。 精神科に通ってくる患者の中にはしばしば家族関係のしがらみで「どうにも身動きならない」という窮状にあるものがいる。 あちらを立てればこちらが立たずという状況である。 そういうときには「先送り」するという手が有効だと春日先生はおっしゃっていた。 先送りにしているうちに、原因となっていた家族の誰かが死んだり、入院した

    quagma
    quagma 2009/12/19
    って、いつもよゆうぶってゆったりと強者の論理を語ってて、むかつくことが多い。
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