また変な題を付けてしまったが、いまのジミン党政府は「新自由主義」などといわれているけれど、本当はそんなご大層なものではないのではないか、という話だ。 ケインズ政策を批判する人は昔からいて、批判の多くは経済学的なものだったが、その中に政治的意思決定の観点から批判した人がいた。 それは要するに、いったんばらまき始めてしまうと元に戻らなくなってくる、ということだ。政治家はどんどんばらまいて人気取りをやり、愚かな政治家の下で政府は際限なく大きくなっていくというのだ。 それが行くところまでいったらどうなるか。 高い教育費、医療費のもとで、なんの役にも立たない政府、ばらまいているだけじゃないか、なんでこんな政府に金を払ってるんだ、俺たちはアホか、という国民の怒りを背景に、どこかで逆転が生じる。 今度は逆に、切りつめます、スリムにしますという政治家に人気が集まるようになる。増税をやめて、どんどん福祉を切
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