海洋ゼネコン(マリコン)関係者でつくるダミー(隠れみの)政治団体「さんそう会」が自民党運輸族に多額の献金をしている問題で、同会の歴代会計責任者にはマリコン業界と関係が深い旧運輸省港湾局OBが就任していることが8日、関係者の証言などでわかりました。同会の歴代代表はマリコン企業役員経験者が就任しており、官と業一体で運輸族議員を支援する実態が明らかになりました。 本紙が情報公開で入手した資料では、「さんそう会」(旧港栄会)は1976年に設立。これまで会計責任者には5人が就任しています。そのうち直近の3人は、旧運輸省(現国土交通省)港湾局の職員だったことが判明しました。 「さんそう会」関係者によると、現在の会計責任者が、同省の第2港湾建設局八戸工事事務所の元課長でした。その前任者は港湾局の出先機関で地方に置かれている港湾建設局の元次長。さらにその前の会計責任者も港湾建設局次長でした。 国土交通省(