印刷 関連トピックス北海道電力原子力発電所 各地で原発をめぐる電力会社の「やらせ」が次々と明らかになるなか、北海道電力が、泊原発3号機(北海道泊村)の増設の是非を問う道主催の集会で、やらせが問題になって開催が延期されたにもかかわらず、改めて開かれた際にもやらせをしていたことがわかった。 集会は、道が2000年3月に道内5カ所で開いたもの。当初は1999年10月に開かれる予定だったが、開催前に同社が全社員に賛成意見を道に送るよう指示していたことが発覚し、道が延期していた。 ところが、同社は泊村での開催にあたり、原発推進派の地元4町村の住民約20人に対し「日頃の意見を集会で陳述してほしい」などと要請していた。集会には295人が参加。40人が意見陳述を希望し、抽選で選ばれた26人のうち13人が賛成意見を述べた。当時の堀達也知事はこの時の意見などを材料に00年9月に増設受け入れを正式表明した