大統領職を追われたウクライナのヤヌコービッチ氏が所有していた美術品の展示会が行われ、自己顕示欲の強さをうかがわせる数々の肖像画や華美な暮らしぶりを示す大量の美術品に、市民からも驚きの声が上がっています。 首都キエフの国立美術館で25日に始まったこの展示会には、ことし2月に政権を追われたヤヌコービッチ氏が邸宅などで所有していた絵画や彫刻品が展示されています。 なかでも目立つのはヤヌコービッチ氏自身を描いた作品の数々で、カーレーサーのような格好で車の傍らに立ち、ヘルメットを見つめている肖像画や、ロックスターのような白い上下の服を着た人形など、権勢を振るったヤヌコービッチ氏の自己顕示欲の強さをうかがわせています。 このほかにも、キリスト教の宗教画や古代の神々を描いた絵画や彫刻など、華美な暮らしぶりを示す大量の美術品が展示されています。展示を見学したウクライナ人のジャーナリストの女性は、「貧しい国