ケニア中部のケニア山のふもとに住むヤーク人の老人(2010年10月7日撮影)。(c)AFP/Boris BACHORZ 【11月23日 AFP】ケニア山(Mount Kenya)のふもとのアカシアの木の下で、伝統的な布をまとった6人の老人が集まり、ヤーク語で世間話をしている。彼らはヤーク語の最後の担い手たちだ。 ヤーク語が絶滅しても、おそらく紙面をにぎわすことはないだろう。ユネスコ(UNESCO)によると、過去3世代の間に世界で200以上の言語が絶滅した。絶滅の危機にひんしているものは2500言語にのぼる。 歯が抜け落ちてしまったかなりの高齢者も含まれる6人は、ヤーク語が生き残れるよう全力を尽くすことを心に誓っている。ジョハナ・サロネイ・オレ・マトゥンゲ(Johana Saroney Ole Matunge)さん(87)は、「われわれの世代が消える前に知識を子孫に継承する必要がある」と語っ
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