ウェブ標準表記Blogは、自社の表記の基準を考えるときに「役に立つ、かもしれない」情報を皆さまと共有することを目的としています。これから会社の表記基準をつくろうとしている方やWebテキストの校正を担当する方、これから文章を書こうとしている方とともに、表記の視点を身近な例から考えてみたいと思います。また、現在進行中の「新常用漢字表(仮称)」に関する最新情報などもお届けします。 2008年11月13日 問題になる字体 前回のエントリー「第27回 文化審議会国語分科会 漢字小委員会 傍聴報告」に、“字体が問題になってくる30~31字”と書きましたら、具体的にどの字を指すのか、というお問い合わせをいただきました。お答えといたしましては、審議の中で、どの字が問題になるというような具体的な検討がなされたわけではなく、だいたいこのぐらいの数の字が問題になる、という意見があったという程度の位置づけです。一