きのう、ヘルマン・ツァップさん宅におじゃましていろいろ話をしてきました。 ツァップさんが設計した金属活字の Palatino の見本(1950年前後)その他をちょっと前にツァップさんからいただいたんです。それを家でながめていて気になったことがあったので質問してきました。気になったのは下の写真のいちばん右のシートです。 Palatino (頭文字 P)とその姉妹書体 Aldus (頭文字 A)の間の行に、Stempel Garamond のアルファベット(頭文字 G)が挟まっています。A から Z まで並べて、その長さの差を比べています。黒い塊は、いちばん長いものとの比較で、これだけ短くなっていますよ、というのを分かりやすくするため。 ききたかったのは、「なんで比較の対象が Stempel Garamond だったんですか?」 ツァップさんの答えは簡単でした。「そのころいちばん売れていた書体
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