将棋の現役のプロ棋士5人がコンピューターと対戦する「電王戦」が東京で始まり、初日の23日は8時間半の熱戦の末に現役プロ棋士が勝ち、コンピューターとの対戦での無敗を守りました。 東京・渋谷区の将棋会館で始まった第2回将棋電王戦は、23日から5週に渡って、現役のプロ棋士5人が、世界トップレベルの5つの将棋ソフトと対局します。 初日の23日は、阿部光瑠四段と、去年、コンピューター将棋の世界選手権で5位となった、将棋ソフト「習甦」(しゅうそ)とが対戦しました。 対局は午前10時に始まり、ソフトを開発したプログラマーの竹内章さんがコンピューターの指示どおり打つ攻めの一手を、阿部四段がうまくかわす形で熱戦が繰り広げられました。 終盤は、逆に阿部四段が攻めて、開始からおよそ8時間半が経過した午後6時半すぎ、コンピューターが投了し、阿部四段が勝ちました。 プロ棋士とコンピューターとの対局では、平成15年に