しかし川上氏のアベノミクスの評価は「プラスマイナスゼロ」。リーマンショック後の落ち込みから回復した売上高は年初来から減り、5月には前年同期比で2割程度減少したという。円安による生産の国内回帰の動きはまだなく、「結果的には期待外れの状態」。選挙で「選択肢は正直ない」というのが本音だ。「野党はふがいない。安定を考えるなら安倍政権でもいいのではないかとも思う」とも話す。 安定か失敗か 例えば、「為替など対外的な政策は今のまま続けてほしい」と思う一方で、政府が賃上げをデフレ脱却の切り札に掲げることには不満だ。時給が上がり、月額で1人5000円ほどの増加になった。川上氏は「加工賃は物価が上がっても決して上がることはない。人件費の高騰はこのままでは経営を圧迫する」と危惧する。賃金政策は経営者に任せてほしいというのが言い分だ。 中国の景気減速や英国の欧州連合(EU)離脱を受け、円相場は年初来対ドルで約
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く