政府機関のサイバーセキュリティ政策を担う「サイバーセキュリティ戦略本部」が1月9日、内閣官房に設置された。実務などを担当する「内閣官房情報セキュリティセンター」(NISC)も併せて改組され、同日付で「内閣サイバーセキュリティセンター」として発足した。 サイバーセキュリティ戦略本部は、これまで「情報セキュリティ政策会議」として運営。ド同日に全面施行されたサイバーセキュリティ基本法に基づく新たな体制として改組された。同本部の役割は(1)サイバーセキュリティ戦略の立案と実施の推進、(2)政府機関などにおける対策基準の作成や評価の実施、(3)政府機関などで発生する重大なセキュリティ事案などの評価――などとなる。 また、内閣サイバーセキュリティセンターも同法に基づいて法制組織化された。主な役割は(1)「政府機関情報セキュリティ横断監視・即応調整チーム」(GSOC)の運用、(2)サイバー攻撃などの分析