政府は14日の持ち回り閣議で、先月告示した新たな学習指導要領で中学校の武道の種目に「銃剣道」を加えたことについて、国民からの意見公募を踏まえたもので、軍国主義の復活や戦前回帰の一環との指摘は当たらないとする答弁書を決定しました。 これに関連し、政府は14日の持ち回り閣議で、民進党の大西健介衆議院議員が提出した質問主意書に対する答弁書を決定しました。それによりますと、「ことし2月に公表した学習指導要領案に対する意見公募手続きをしたところ、『銃剣道が国民体育大会の実施種目であることを考慮すべきである』などの意見が提出された」としています。そのうえで、「これらの意見は武道の内容の弾力化を一層図るものであると考えられたことから、銃剣道を加えたものである。『軍国主義の復活や戦前回帰の一環』とのご指摘は当たらない」としています。