ヨーロッパへ 2留が確定した瞬間 ライバルは存在せず 三十路に突入した修士2年の大学院生の男性がいます。気づけば弟も同じ修士2年。「勉強がしたくなった」と60歳を過ぎて大学院に進んだ母親も修士2年。親兄弟3人とも「同級生」です。専門は「日本で研究している人がほぼいない」というニッチな分野。浪人と留年を計6年経験し、ずっと学生を続けています。将来に悲観しつつも、明るい未来を信じているという男性の「キャンパスライフ」を聞きました。(朝日新聞デジタル編集部・影山遼) 進学校から2浪 大学院に通う三十路の男性は、今年で3回目の修士2年。 男性は平成生まれ。高校はストレートで進学校に入学。将来は法律関係の仕事がしたいと、現役の時は法学部を受験しましたが、不合格。そのまま高校を卒業しました。 春から予備校に通いましたが、全然勉強をしなかったため、次も試験は越えられず。「予備校行っても遊ぶ人は遊ぶんや」