人気ダンスボーカルユニット「EXILE」のメンバー数が急激に上昇、このまま放置しておけば2038年には世界人口を抜き去る─そんなセンセーショナルな説が、いま巷間でまことしやかに語られている。国際社会も一致団結し「低EXILE社会をめざせ」と取り組んでいる。しかし、ここにきてそんな主張に真っ向から反旗を翻す論客が現れた。中部大学の武田邦彦氏だ。 武田氏は、まずEXILE問題の土台となる「EXILEは増え続けている」という根本的な部分から否定する。 「EXILEは増えていない」 というのだ。確かに、ここ数ヶ月のあいだにEXILEの人数は7人から14人に増えた。だが、EXILEが将来的にも倍々ゲームで増えつづけるというのは早計だ。短期的な人数変動の観測データをもとにした不確実な予測にすぎない。EXILEは、ZOO期には11人(タモリ含む)という大所帯だったものがいったんゼロにまで減り、最終的に7