これは青空学校か? 新宿アルタ前の広場で、100人近くの人たちがみんな本を読んでいる。今までに目にしたことのない、ちょっと不思議な光景だ。歩きながら、座りながら、踊りながら、ときには寝そべりながら、読む。大きな声で、またはつぶやくように、もしくは黙って、ひたすら読む。突然の雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ、読む。 読み方もさまざまなら、各々が手に持っている本はさまざまだ。『詳説 世界史』『生物と無生物のあいだ』『ガリヴァー旅行記』『裁判員制度はいらない』『極道めし』『夜戦と永遠』『ゴドーを待ちながら』など、新書から哲学書、学習参考書からマンガまで、ジャンルも判型もバラバラ。3月22日、これらの書物がアルタ前で一堂に会していた。 どうやらこれは一種のデモで、「フラッシュ・モブ」と呼ばれるものらしい。「不特定多数の人間が公共の場に突如集合し、目的を達成すると即座に解散する行為」とのことだ。 今回のフラ
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