浮世絵から幻獣のミイラまで異形のものを展示する「妖怪・ミイラ展」が、名古屋パルコ西館(名古屋市中区)で開催中だ。5月13日まで。 おならで妖怪を退治する様子が描かれた「神農化物退治絵巻」、お菊の亡霊でおなじみの皿屋敷伝説を題材にした葛飾北斎の錦絵、烏天狗(からすてんぐ)・人魚・カッパの手とされるミイラ……。会場には「怖いもの見たさ」をかきたてる約30点が並ぶ。可愛らしい姿形があしらわれたものも多い。 ほとんどが、妖怪研究家の湯本豪一さんが長年収集してきた品々で、学術的な解説も添えられている。来春には「国内最大級の妖怪資料」とされる、湯本さんのコレクションを核とした妖怪に関する博物館が広島県三次市に開館する予定。展覧会はそれに先立ち企画された。 今回の展示で湯本さんが注目作に挙げる一つが「化物づくし絵巻」(江戸時代)。「ぬりかべ」といえば水木しげるが描いた灰色の食パンのようなイメージが強いが
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