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  • BlueskyやThreadsに受け継がれたネット原住民の叡智

    BlueskyやThreadsに受け継がれたネット原住民の叡智 2024.04.15 Updated by yomoyomo on April 15, 2024, 14:17 pm JST 旧聞に属しますが、少し前にBlueskyを眺めていて、マイク・マズニックが「ガチギレしてごめん。我慢ならなかった」とTechdirtの記事を告知する投稿をみて、相変わらず意気盛んだなと微笑ましく思った話から今回は始めたいと思います。 マズニックがガチギレしたのは、「バーチャルリアリティーの父」ジャロン・ラニアーと政治学者でミドルベリー大学教授のアリソン・スタンガーがWIREDに寄稿した「すべてを救えるインターネット・ハック」という記事で、これは前回の文章でも触れた、ユーザー生成コンテンツに対するプラットフォーム企業の免責条項を定めたとも言われる通信品位法230条の撤廃、つまりは「インターネットを生み出し

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  • 10周年を迎えたGoogle Homeスマートホーム、現在の立ち位置を考える(Google Tales) | テクノエッジ TechnoEdge

    IT海外速報を書いたり、翻訳を請け負ったりしています。初めてのスマートフォンはHTC Desire。その後はNexus 5からずっとGoogleさんオリジナルモデルを使っています。 Gmailが先日、20周年を迎えました。今見たら、私の最初のメールは2006年3月27日。Gmailアカウントの招待状をくださった松尾公也さん(現在の担当編集)宛てのお礼メールでした。今では約10GBのメールが溜まっています。 Googleフォトは立ち上げ当初から使っているので、10年分の思い出(約55GB)が詰まった大事なアルバムになっています。 Googleには「Google Cemetery」とか「Killed by Google」とか、ネット上に複数の「墓場」があるくらい、サービスを打ち切ることで知られています(他の企業だって結構打ち切ったり企業自体がなくなったりしてますが)。 企業にとって、新しいサ

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  • ツイッターからXへ...もはや悲しい抜け殻に...イーロン・マスクのせいで「劣化」したこれだけの機能や要素

    マスク率いるXは投稿の監視も広告も、ニュース提供も問題だらけ    PHOTO ILLUSTRATION BY YUKAKO NUMAZAWAーNEWSWEEK JAPAN; SOURCE IMAGES: NATHAN LAINEーBLOOMBERG/GETTY IMAGES (MUSK), SHAUNL/ISTOCK (CLOUD), ILLUSTRATION BY DUNCAN1890/ISTOCK (BIRD) <衝撃の巨額買収、突然の名称変更──謎と混乱だらけの1年間に起きた劣化現象(といくつかのプラス面)を検証> 人が望んだ結果ではなかった。それでも2022年10月28日、イーロン・マスクのツイッター買収は完了した。 この世界一、二を争う富豪が買収を提案したのは昨年春。約440億ドルで入札に成功したものの、数週間後には重大な間違いを犯したことに気付き、どうにかして買収合意を撤回

    ツイッターからXへ...もはや悲しい抜け殻に...イーロン・マスクのせいで「劣化」したこれだけの機能や要素
  • ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA

    「原子爆弾の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画『オッペンハイマー』の日での劇場公開をめぐり、注目が集まっている。クリストファー・ノーランが脚・監督を務め、全米での封切り以降高い評価を受けているが、日では公開日が決まっておらず、10月28日時点で一切の宣伝がされていない。 日公開をめぐる現状はどうなっているのか。関係者への取材を通して得た情報や、作が公開されることの意義について、ライターの稲垣貴俊氏が執筆する。 2023年に世界的ヒットを記録した一映画が、日では劇場公開されないままとなってしまうかもしれない――。『ダークナイト』3部作などの人気監督クリストファー・ノーランによる最新作、「原子爆弾の父」こと理論物理学者のロバート・オッペンハイマーを描いた伝記映画『オッペンハイマー(原題)』が話題だ。 作はオッペンハイマーの学生時代から、原爆開発(マンハ

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  • Apple Vision ProとMeta Quest 3はどう違うのか。戦略を深掘りする(西田宗千佳) | テクノエッジ TechnoEdge

    1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、ネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。 Metaが「Meta Quest 3」を発表した翌週にアップルがWWDC23で「Apple Vision Pro」を発表したことで、またにわかにHMDに注目が集まってきている。 筆者も米・クパチーノのアップル社で取材し、実機を体験することができた。 ▲Vision Pro。アップル社内のスティーブ・ジョブズ・シアターで撮影 アップルはVision Proを「空間コンピュータ」と定義した。 一方で、Metaは違う考えを持っているようだ。 では両者は具体的にどう違うのか? 筆者はVision Proも取材できたし、MetaのCTOなどにも取材経験がある。だから、アップルのビジョンとMetaのビジョンの違いを、ある程度深掘りでき

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  • ある「パソコンの大先生」の死

    ある「パソコンの大先生」の死 2022.07.28 Updated by yomoyomo on July 28, 2022, 20:35 pm JST 「これはなんだね?」 「南京錠です」と彼女は答えた。 「なんだって!」彼は激昂してそう叫ぶと、分かりきったことを訊ねた。「で、鍵はどこにあるんだ?」 (ガブリエル・ガルシア=マルケス「愛の彼方の変わることなき死」) 6月のはじめに公開された前回から時間が空いてしまいました。前回の文章のテーマはWeb3でしたが、少し前にはそのWeb3を書名に掲げる書籍の内容が酷いと話題になり、ついには回収という事態となってしまいました。 が、今回のワタシの文章は、Web3やらメタバースやら、いまどきな話題とまったく関係のない、もっとスケールの小さい、個人的な、早い話がとてもしょぼい話題になります。一種の恥さらしとすら言って良いでしょう。 話は今月半ば、自室

    ある「パソコンの大先生」の死
  • cakes(ケイクス)

    cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日 ※クリエイターの方へ ・支払調書に関する情報はこちら。 ・過去連載移管先のリンク掲載ご希望や各種お問い合わせは、こちらのフォームから情報をお寄せください。 ※読者の方へ ・そのほかお問い合わせはこちら ※よくあるご質問 ・FAQはこちら クリエイターの作品リンク集 cakesで連載していたクリエイターの作品は下記からご覧いただけます(50音順) ※過去連載の転載先についてリンク集への追加を希望される場合、こちらから作品名やお名前をお知らせください。

    cakes(ケイクス)
  • ジョナサン・ハイトが解き明かす「アメリカ社会がこの10年で桁外れにバカになった理由」 | 「現代のバベルの塔」はいかにして建設され、崩されたのか

    アメリカという「現代のバベル」 崩壊後のバベルに生きるというのはどんなものだろう? 創世記には、ノアの子孫たちがシナルの地に巨大な都市を建設したと記されている。彼らは自身らの「名を高めるため」に、「頂上は天まで届く」塔を建てた。神は人間の傲慢に腹を立てて言った。 「見よ。彼らは一つの民であり、一つの言葉だけをもつ。そしてこれは、これから彼らが為すことの始まりに過ぎないのだ。今や、彼らが為そうとすることで不可能なものはなくなった。さあ、下界に降り、彼らの言葉を乱そう。彼らが互いの言うことを理解できなくなるように」 聖書の文に記述はないが、この物語の有名な解釈の多くでは、神が塔を破壊したことになっている。そこで、この劇的な場面を心に描いてみよう。人々は互いにコミュニケーションを取ることができず、互いの無理解を呪い、廃墟の中を彷徨うのだ。 このバベルの物語は、2010年代のアメリカで起きたこと

    ジョナサン・ハイトが解き明かす「アメリカ社会がこの10年で桁外れにバカになった理由」 | 「現代のバベルの塔」はいかにして建設され、崩されたのか
  • カレー沢薫の時流漂流(174) バズった漫画の実写化炎上、「原作との違い」だけじゃないファンの怒り

    「パティシエさんとお嬢さん」が、実写化により若干焦げてしまったようである。 「パティシエさんとお嬢さん」というのは、パティシエの青年とその客であるお嬢さんとのラブコメディ漫画で、もとはアマチュア作品だったがツイッターでバズり書籍化、そして今回実写化に至った人気作品である。 私は基的に売れている漫画が嫌いであり、担当がコラムのテーマに売れている漫画を入れてきた時点で往復ビンタの復路に入っている。 現役漫画家が伝授する、顔色がゲーミング化する話題の振り方 前に進撃の巨人やコナンの話題を平気で出していたじゃないかと思うかもしれないが、それは我々(巨大主語)に対する認識不足だ。 我々嫉み(ねたみ)が強い底辺作家たち(クソデカ主語)は、進撃やコナンなど天文学的に売れている作品に対してはあまり嫉妬しないのである。 よって、鬼滅や呪術の話をされても割と涼しい顔だし、むしろ「今はとりあえず全集中しとけば

    カレー沢薫の時流漂流(174) バズった漫画の実写化炎上、「原作との違い」だけじゃないファンの怒り
  • ファクトチェックの老舗Snopesの剽窃事件の裏にある問題

    ファクトチェック機関の収入源は限られており、フェイスブックやグーグルはそこに甘い餌を撒いているmillionsjoker-iStock <ファクトチェック老舗Snopesが他社の記事を剽窃していたことを報じた。もっとも信頼できるメディアとみなされてきたので、このニュースはファクトチェック関係者に衝撃を与えた...... > 2021年8月13日にBuzzFeedNewsがファクトチェック老舗Snopesが他社の記事を剽窃していたことを報じた。New York Timesもこの事件を取り上げ、剽窃が60件だったことを伝えた。剽窃を主導していたのは創業者でCEOのDavid Mikkelsonだった。Snopesはファクトチェックの草分けであり、もっとも信頼できるメディアとみなされてきたので、このニュースはファクトチェック関係者に衝撃を与えた。問題となった記事はファクトチェックではなく、同サイ

    ファクトチェックの老舗Snopesの剽窃事件の裏にある問題
  • 犯人を予測する予測捜査システムの導入が進む日米 その実態と問題とは

    映画『マイノリティ・レポート』やアニメ『PSYCHO-PASS』の世界を彷彿とさせる...... REUTERS/Aly Song <犯罪の発生場所や内容、犯人を予測する予測捜査システムの導入がアメリカ、日で進んでいる。その実態は...... > 前回はアメリカと日の警察が利用している顔認証システムを中心にご紹介した。どちらも民間組織と協力して顔認証システムによる監視体制を整えつつあった。 今回ご紹介する予測捜査(Predictive Policing)ツールは文字通り犯罪の発生場所や内容、犯人を予測するシステムである。映画の『マイノリティ・リポート』やアニメの『PSYCHO-PASS』を彷彿させるが、やっている警察は気で効果があると考えているし、民間企業は新しいビジネスとしての可能性を大いに感じている。アメリカではFBIはもちろん各地の警察が導入している。日の警察でも検討が始まっ

    犯人を予測する予測捜査システムの導入が進む日米 その実態と問題とは
  • 「オーストラリアが感染ゼロ戦略を断念」という話の真相

    ロックダウン中は、一部の公園の遊具が閉鎖されるところも… (Credit:Thurtell-iStock) 『豪首相、「感染ゼロ戦略」を断念』という見出しの日語記事が出たことで、Twitterを中心にSNSでは、オーストラリアはゼロ戦略を諦めた...という話題でもちきりになった。 記事にはこうある。 オーストラリアのモリソン首相は22日、厳格な国境封鎖やロックダウン(都市封鎖)によって新型コロナウイルスの「市中感染ゼロ」を目指す戦略を断念したことを認めた。・・(略) 「都市封鎖を永遠に続けることはできない。どこかの段階でギアチェンジをする必要がある」と述べた。・・(略) この記事の内容だけだと、オーストラリアの国内事情を説明しておらず、一足飛びに「もう感染者数にはこだわらず、感染蔓延していてもロックダウンはせずに、ウィズコロナに方針転換する」かのような印象を受ける。そのため、「オーストラ

    「オーストラリアが感染ゼロ戦略を断念」という話の真相
  • “森案件”の市川海老蔵、小池の“火消しと木遣り”…東京五輪の開会式は「政治利用」の答え合わせがたまらなかった! | 文春オンライン

    《現場で1つの演目のストーリーと出演者を固めた後、組織委や都の有力な関係者やJOC(日オリンピック委員会)サイドから、唐突に有名人などの出演依頼が下りてくる。部内では有力者ごとに「○○案件」とささやかれた。》(東京新聞・同) つまりエライ人達から「○○を開会式に使え」という現場介入が多かったという。すいません、やっぱり「五輪の闇」でした。政治利用の祭典でした。 小池百合子の“口利き”演出 この件に関しては「週刊文春」が4月8日号で『森・菅・小池の五輪開会式“口利きリスト”』として既にすっぱ抜いていた。 たとえば小池百合子都知事が「火消しと木遣りを演出に入れて。絶対よ」と組織委側に要望を伝えていたという。 火消し団体の総元締めである『江戸消防記念会』はもともと自民系の団体だったが、2016年の都知事選で江戸消防会の一支部が小池を支援した。小池氏からすればこのときの「恩返し」であると。これが

    “森案件”の市川海老蔵、小池の“火消しと木遣り”…東京五輪の開会式は「政治利用」の答え合わせがたまらなかった! | 文春オンライン
  • 「野党共闘」の新しいフェーズ - 平河エリ|論座アーカイブ

    2021年の政治状況において、民主党下野以降では珍しい現象が起きている。立憲民主党・枝野幸男代表の著書『枝野ビジョン』(文春新書)がベストセラー入りするなど、野党第一党である立憲民主党に対する注目度が上がっていることだ。支持率の上昇は小幅にとどまるものの、比例での投票意向や、都議選の投票意向の調査では、これまでの野党第一党には久しくなかった存在感を示している。 他方、国民民主党・玉木雄一郎代表が共産党との選挙協力に難色を示す、立憲民主党議員と共産党議員の対談の出版が延期(朝日新聞デジタル2021年5月26日付)になるなど、未だに野党間の連携には一定のハードルがあることも、度々報道されているとおりだ。 また、日のナショナルセンター、連合(日労働組合総連合会)の東京支部である連合東京が2021年6月1日付けで発表した声明の中では「共産党と与しないこと、違反行為がある場合には推薦等の支援を

    「野党共闘」の新しいフェーズ - 平河エリ|論座アーカイブ
  • 特別編 カザフスタン――感染症には馬乳が効く《続・世界珍食紀行》(岡 奈津子) - アジア経済研究所

    「カザフスタンの住民は、もうみんな感染したんじゃないかな」。 首都ヌルスルタンに住む筆者の友人は、昨年の夏、新型コロナウイルス感染症で10日ほどの入院を余儀なくされた。いまも倦怠感や気分の落ち込みなどに悩まされているそうだ。彼女の職場では同僚の多くが感染し、コロナが原因で家族を亡くした知り合いも少なくないという。 2021年4月初めの時点で、カザフスタンの人口あたりの感染者数は日の4倍強だ。しかし現地からの話を聞くと、実態はこの数字以上に深刻なのではないかという気がする。住民全員が感染したというのは誇張だとしても、筆者の知人・友人のなかにも自分自身や家族が感染して闘病した、という人がぞろぞろいるからだ。 パンデミックが猛威をふるうカザフスタンで、いま改めて注目されているのが、遊牧民に飲み継がれてきた伝統的飲料である。古来、カザフ人のあいだでは、サウマルと呼ばれる搾りたての馬乳、それぞれ馬

    特別編 カザフスタン――感染症には馬乳が効く《続・世界珍食紀行》(岡 奈津子) - アジア経済研究所
  • 信頼されるリーダーと「変異株」を言い訳にする人々

    今回は「リーダーシップ」についてあれこれ考えてみる。 先日、「ついに!」というか、「あらら~」というべきか、新型コロナウイルス感染疑惑が私事となる“事件”が起きた。 私自身は、かなり徹底した感染防止策を1年以上続けているのだが、たまたま先週会った友人から、「昨夜から体がだるく、熱が38度もあるので、コロナに感染しているかもしれない」と連絡が来たのである。 初のPCR検査、だが結果が来ない… 友人と会ったときには二人ともマスクはしていたのだが、その後、私のクルマに乗せたりしたので、感染の可能性はゼロではない。私は、自宅から徒歩2分のところにあるマンションに住む母と頻繁に接しているので、万が一感染していたら母の命が危なくなると、一気に青ざめた。 その後、友人はかかりつけ医のところに行き、熱以外に疑わしき症状はないし、レントゲン検査も受けたところ「大丈夫でしょう」との診断だったそうだ。ところが、

    信頼されるリーダーと「変異株」を言い訳にする人々
  • なぜ「こたつ記事」は増えたのか 10年前に作った言葉がにわかに注目を集めた理由

    ある日、Twitterで質問を受けた。 「突然失礼します。2020年12月19日の朝日新聞に以下の記事が載ったのを契機にコタツ記事の語源を探したのですが、twitter上では2010年の田様のこのツイートより前に該当例は無いようです。コタツ記事はそちらの造語でしょうか? これ以前に何か例があったりしますか?」 すごく懐かしい話だ。確かにこたつ記事という言葉はちょうど10年前に筆者が造語したもので間違いない。ネットスラング的にテキトーに作った人の預かり知らぬところで支持されたのか、Twitterでも「#コタツ記事」は定番ハッシュタグの1つになっているようだ。 にわかに注目を集めた理由は、朝日新聞が「やめられぬ『こたつ記事』 スポーツ紙が陥ったジレンマ」という記事を掲載したことだ。コロナ禍で取材が思うように行えない中、アクセス増を狙って著名人のSNS発言に取材や検証を加えず紹介した記事を批

    なぜ「こたつ記事」は増えたのか 10年前に作った言葉がにわかに注目を集めた理由
  • メッシとバルサの20年に及ぶ「蜜月関係」はこうして破綻をむかえた | 本人は選手の補強に口出ししなかったが…

    FCバルセロナはこの10年にわたって、世界のサッカーファンを最も魅了したクラブだった。そしてその中心にはメッシが君臨していた。 だが、13歳でバルサに入り、17歳からトップチームで活躍してきたメッシが、ついにこの愛着のあるクラブとの別れを決断しようとしている。破綻に至った原因は何だったのか。 サッカー史上最高といっても過言ではないかもしれないその選手は、キャリアのほとんどをバルセロナ郊外の何の変哲もない町カステイダフェルスで暮らしてきた。いまFCバルセロナに関するを執筆中の私は以前、地元住民に案内されて車でリオネル・メッシ(33)の家の前を通ったことがある。 そのとき気づいたことが一つある。それは15年にわたって毎試合のように繰り広げられてきた、あの燦然と輝くサッカーが退屈な生活によって支えられてきたということだ。 メッシの家は地元のビーチから丘を一つ越えたところにある。隣の家も買ったの

    メッシとバルサの20年に及ぶ「蜜月関係」はこうして破綻をむかえた | 本人は選手の補強に口出ししなかったが…
  • ナショナリズムを刺激する「軍艦島」の、世界遺産としての説明責任は重い

    世界から見れば「軍艦島」は日の世界遺産の中でもそれほど重要な位置付けではないが、日人にとっては特別な意味を持つ ziggy_mars-iStock. <明治日の産業革命遺産が輝かしく見えるのは、日の「国民史」においてそう位置付けられているからだ。「世界遺産」なら、「国民史」の枠組みを離れて韓国やさらにはそれ以外の国の人々にも通じる説明が必要だ> 去る6月15日、東京都内にて「産業遺産情報センター」の公開が再開された。3月31日に開館した同館であるが、同日の開所式直後から新型コロナウイルスの蔓延により臨時休館を余儀なくされていたから、この日が事実上の開館だったという事になる。 その名称からも明らかな様にこのセンターは、2015年に正式登録されたユネスコの世界遺産「明治日の産業革命遺産:製鉄・製鋼、造船、石炭産業」に関わる内容を展示するものであり、同センターはその為の研究機能をも併せ

    ナショナリズムを刺激する「軍艦島」の、世界遺産としての説明責任は重い
  • 産経・フジ「世論調査不正」が投げかけたもの

    産経新聞とFNN(フジテレビ系28局によるニュースネットワーク)が合同で実施していた電話による世論調査の不正が発覚して1カ月余り経つ。この問題を大きく取り上げるマスコミもないまま、不正はすでに忘れ去られつつある。 2000年代に入ってマスコミの間で広く実施されている電話による世論調査は以前から専門家の間からさまざまな問題点が指摘されており、今回の不正はその一端を示したにすぎない。両社は不正が行われた理由を「オペレーターの人集めが難しかった」などと説明しているが、詳細は解明されないまま、世論調査自体を打ち切っている。 同じような電話世論調査を行っている他のマスコミにとっても他人事ではないはずだが、自分のところは不正防止策を講じており、問題ないという立場を報じるだけで、電話調査が持っている構造的問題には踏み込もうとしていない。電話による世論調査が当に国民の意見の縮図を正確に示すものなのか。国

    産経・フジ「世論調査不正」が投げかけたもの