重荷を降ろして CES開幕前日の会見でソニー単独ブランドの新「Xperia」を発表した平井副社長(1月9日、ラスベガス) Steve Marcus-Reuters ソニーはついに、携帯電話の最新モデルから「エリクソン」のブランドを捨て去った。これにより、スマートフォンの生みの親であるスウェーデンの通信機器大手の名前が、携帯電話市場から完全に消えたことになる。 1月10日に世界最大の家電見本市CESで発表されたXperiaSは、ソニーが2001年にエリクソンとの合弁会社ソニー・エリクソンを設立して以来初めて、ソニー・エリクソンではなくソニーのブランドで売り出す携帯電話となる。 ソニーの次期社長への就任が報じられたばかりの平井一夫は、新社名が「ソニー・モバイル・コミュニケーションズ」になると発表。昨年10月には、エリクソンがソニー・エリクソンの株式の持ち分を14億7000万ドルでソニーに売却す