「多重債務者に朗報!」などと書くと、どこか場違いに映るかもしれませんが、まさにそんなキャッチフレーズが真っ先に思い浮かぶようなオンラインサービスが米国で登場しているようです。 Prosper.comというこのサービス。仕組みは、簡単にいうと、まず潜在的な借り手側が「これこれの金額(たとえば、5000ドル)を必要としている」と名乗りあげます。それに対して、貸し手側はたとえば「15%の金利で、50ドルを貸そう」といった条件を提示して、入札に参加します。そして、この金利が安い者から順番にお金を貸せる権利を手に入れる、というものです。 無論、お金が絡むことですから、実はそんなに簡単に話が済むわけではありません。借り手(希望者)のほうは「自分はこれこれしかじかの素性の者(ただし匿名でよい)で、こういう事情でお金をかりたい。希望する金利の上限はX%で、しかじかの仕事をしており、返済計画はこんなで・・・