とらに関するニュースをブログ風にお伝えします。日付は原則として報道発表の日、不明の場合はとらろぐ掲載日です。 絶滅の危機にひんしているアムールトラの保護を訴えようと、神戸市灘区の王子動物園で四日、「アムールトラ保護セミナー」(神戸東ロータリークラブなど主催)が開かれ、家族連れら約百人が話に耳を傾けた。 アムールトラは、かつてシベリアから中国にかけ広く生息していたが、森林伐採や乱獲で激減。今では、野生に約三百五十頭、世界各地の動物園で約五百頭が飼育されるだけになった。 同園は日本で初めてアムールトラの繁殖に成功するなど先駆者的な存在。二頭が飼育されていたが、今年二月、メスの「蓮蓮」が死亡。これを機に、地元から保護活動を支えようと企画した。 セミナーではトラの保護活動を進める元園長の権藤真禎さん(69)が、毛皮や骨目当ての密猟がやまない現状を紹介。「一刻も早い対策と、幅広い支援が必要」と訴えた