動物愛護事業に充てる資金をふるさと納税で集める取り組みが、県内で広がっている。犬猫の殺処分を減らすことが主な目的で返礼品がない場合もあるが、反響は予想以上。返礼品競争がしばしば問題になってきたふるさと納税の新しいあり方としても注目される。 千曲市は10月、飼い主がいない猫に不妊去勢手術を行っている住民有志らに対し、手術費の一部を助成する事業を開始した。費用はふるさと納税の仕組みで資金を調達する「ガバメントクラウドファンディング」で賄う。1匹あたりの補助金は2500~5000円。 猫は繁殖力が強く、年2~4回発情期があるという。市環境課の担当者は「猫が増えすぎて住民間でトラブルになったり、殺処分されたりすることもある。不幸な命をこれ以上増やさないようにしたい」と話す。 寄付は12月末まで受け付けている。返礼品はないが、既に目標の100万円を上回る約115万円が集まった。寄付者は70人を超えて
東京タワー(東京都港区)の1階にある水族館「東京タワー水族館」が今月30日で営業を終了することが分かった。 水族館は1978年、タワーのテナントとして開業。長年、タワーを訪れる観光客を楽しませてきた。 ただ、タワーを運営する日本電波塔によると、長期間賃料の未払いが続き、同社は今年3月、水族館の運営会社に物件明け渡しと賃料支払いを求める訴訟を東京地裁に起こした。 訴訟は8月、同地裁で和解が成立。運営会社が水族館を9月末で営業終了し、未払い賃料を支払うことになった。日本電波塔は今後、空いたスペースの活用方法を検討するとしている。 水族館は1日、公式サイトで「お客様に楽しんでいただけるよう、最後まで今までと変わらず頑張ります」とするお知らせを掲載した。
滋賀県守山市の二つの民間動物園で、人に危害を加える恐れがあるサルとワシを許可なく飼育したとして、大津地検は両園を運営する守山市の男(54)を動物愛護法違反(特定動物の無許可飼養)で在宅起訴した。7月27日付。 起訴状によると、男は2015年8~9月、守山市の商業施設に常設する「めっちゃさわれる動物園」と移動式の「堀井動物園」で、県に無許可でオナガザル科のアビシニアコロブス1匹と、タカ科のハクトウワシ1羽を飼育したとされる。 県警が今年3月、男を動物愛護法違反容疑で書類送検していた。 県動物保護管理センターによると、両園は動物が来園者をかんだほか、飼育環境や展示方法に問題があるとして、複数回行政指導を受けていた。
2050年へ運営方針案まとめ 札幌市円山動物園が開園100年目を迎える2050年に向け、長期的な視点で運営方針を協議していた有識者会合が30日、基本方針の原案をまとめた。野生動物本来の姿での展示が困難などとして、シンリンオオカミやゼニガタアザラシなどは将来的に飼育を取りやめる計画を盛り込んだ。 基本方針では、飼育する中型以上の動物約170種について、絶滅危機にあるなどの理由で積極的に飼育・繁殖する推進種、入手困難などで飼育を中止する撤退種などに分類した。動物園が撤退種を計画的に公表するのは珍しいという。 撤退種は全体の2割近い約30種に上るといい、原案では、ブチハイエナとクロザルを合わせた4種を公表した。推進種にはホッキョクグマや今秋に導入するアジアゾウなどを挙げた。 また、園内にヒグマやエゾモモンガなど道内ゆかりの動物を集めた「北海道ゾーン」、南米の動物を集めた「南米ゾーン」などを開設す
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