SNSはネットワーク外部性が強く働き,先行勝者が圧倒的に有利である。一般にその傾向が強い。だが,先行勝者がいつまでもトップの座に安住できるわけではない。 英国のSNS市場で昨年,このSNSの先行者有利がものの見事に崩れてしまった。1年前まで英国市場で,2位以下を大きく引き離して独走していたMySpaceが,ユニークユーザー数で五分の一であったFacebookに大逆転を喰らったのである。 Nielsen Onlineの英ソーシャルメディアサイト調査によると,2007年1月の月間ユニークユーザー数は,MySpaceの551万人に対しFacebookが105万人と,約5倍の大差がついていた。それが1年後の2008年1月には,MySpaceが前年同月比9%減の503万人ともたついている間に,Facebookが同712%増の853万人と爆発的にユニークユーザー数を増やし,大逆転劇が演じられたのだ。
ヤフーがユーザー参加型メディア(CGM:Consumer Generated Media)への転換を進めている。今年に入ってSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に参入したほか、既存サービスもユーザー参加型に改良するなど“CGM化”を急速に展開。同社の井上雅博社長は「思いつくものは全部CGM化する」と語り、mixiなどに先行されてきた同分野で遅れを取り戻す。 「CGMへの転換が遅かったのは、ぼくが『やる』と言わなかったから。CGMには企業の“悪口”が書かれるかもしれず、バナー広告やブラディング広告を出稿してもらえないため、もうからないと思っていた。だが今は、前言撤回する」 井上社長が姿勢を変えたのは、CGMで収益を得る道筋が見えてきたためだ。「CGMは『行動ターゲティング広告』でマネタイズできる。サイトを閲覧する“人”をターゲットにしているため、広告がどのコンテンツに載っているかは2
米国最大のソーシャルネットワークサービス(SNS)、MySpaceがソフトバンクの手を借りて日本進出・・・という話が浮上している矢先、New York Timesでちょっと興味深い話を見つけた。 MySpaceが海外市場への進出を目論んでいることは以前にブログでお伝えした通りだが、それまで米、英、豪、アイルランドといった英語圏でしかサービスを提供していなかった同社が、この9月に独・仏の市場でそれぞれテスト版の運用を開始したところ、独(語)市場では月間約250万のユニークユーザーを集め、また仏(語)市場でも約110万のユニークユーザーを集めることに成功したという。新規参入した最初の月にこれだけの数を集められたことについて、アナリスト(Jupiter ResearchのNate Elliot)は「非常に健闘しているようだ」と述べているが、それでも万事順調というわけではなさそうだ。 「この国の人
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は,若者が集う社交場であると信じていたのだが・・・。だが、少し前のエントリーで「米国のソーシャルネットワーキング,若者天下でなくなっていた」と紹介したように,米国では風向きが変わってきたようだ。 comScore Media Metrixの発表によると,2006年8月の1ヶ月間に米MySpaceサイトに訪れたユニークユーザーのうち,なんと過半数が35歳以上の中高年層であった。MySpace以外の主要SNSも,似通った傾向を示している。これは,かなり衝撃的な結果だ。SNSを舞台にした広告ビジネスにも,影響を及ぼしそう。 以下に,主要SNSにおける月間ユニークユーザー数(2006年8月)と,35歳以上のユニークユーザー数の割合を示す。 MySpace(5578万人):51.6% Facebook(1478万人):41.1% Friendster(
MySpaceがビデオ配信サービス分野でもトップサイトになったようだ。comScore調査の7月データによると,ビデオストリーム数でもユニーク訪問者数でも, MySpaceがYouTubeをしのいでいた。巨大な会員数を誇るSNSをバックに,MySpaceがオンライン・ビデオ・サービスでもトップに躍り出たことになる。 7月のユニーク訪問者数は,MySpaceが3742万人とYouTubeの3054万人を上回った。さらにビデオストリーム数では,MySpaceがYouTubeの2倍以上の15億件にも達し,圧勝した。 ただし,MarketWatchの記事が指摘するように,comScoreのデータを検証する必要がありそうだ。つまり,YouTubeの投稿ビデオをMySpaceサイトで視聴した場合,どのように計数しているかが曖昧であるからだ。 comScoreのデータを信用すると,YouTubeはストリ
2006年09月26日19:42 MixiはSNSの黒船にどう迎え撃つのか カテゴリインターネット kinkiboy Comment(4)Trackback(3) 日経ビジネス・オンラインによれば、MySpaceが日本上陸を計画をしており、オペレーションを間違ったのか、MySpaceの画面が突然MySpace Japan BETAとなって日本語の表記となり、しばらくしてまた再び英語に戻ったということだそうです。 >>ミクシィ襲う1億人の黒船 しかし既に上の画像のようにVideoとかMusicのサイトに移動するためのバナーには日本語が表記されています。きっとMySpaceだって、日本からのYouTubeの利用者が非常に多いということぐらいは知っているはずで、そのあたりからでもファンを獲得していこうかということでしょうか。 また実際マイスペースの海外戦略担当の副社長が、Mixi上場4日前に1年
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
www.myspace.com がYahoo! Mail を追い越し,米国のインターネットユーザーにとって最も訪問回数の多いドメインになったようだ。Hitwiseが発表した2006年7月8日の測定データによると,総インターネット訪問回数(Internet visits)の4.5%がmyspace.comであった。一年前の1.9%に比べ,驚異的な伸びを示している。 以下のグラフは,この数ヶ月間の訪問回数シェアの推移を,myspace.com と google.comで比較している。ここでも,myspace.comがすごい勢いで google.comを追い抜いている。 ポータルサイトや一般の企業サイトが伸び悩んでいるのに対し,SNSのようなCGMサイトが急成長している。このグラフも,最近のインターネットトラフィックのトレンドを浮き彫りにしている。 検索エンジン経由でインターネットサイトに来訪す
UBS のアナリストAryeh Bourkoffによると,世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のMySpaceが今秋にも日本に上陸するという。ソフトバンクと50%折半のジョイントベンチャーを9月中旬にも設立し,サービスを始めていく予定のようだ(paidContentのブログより)。 だが,両社とも,この件については,何のコメントも出していない。両社が交渉していることは確かであるが,まだ最終的に決定していない段階のようだ。 MySpaceが海外進出し,非英語サイトを立ち上げることは,同社首脳も明らかにしていた。Financial Timesの記事によると,フランス,ドイツ,中国,インドなど11カ国がターゲットになっている。 日本が明記されていなかったが,11カ国の中には含まれていたようだ。 海外展開では,各国のTVや音楽の関連会社との連携に力を入れているようだ。また,ケ
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Technoratiの成功はMySpace人気が後押ししたからである。comMediaのデータがそう物語っている。 iMedia Connectionのレポートによると,Technoratiに来るトラフィックの29.6%がMySpace経由なのだ。逆に,Technoratiから出て行くトラフィックの26.6%がMySpaceに向かっている。つまり,TechnoratiとMySpaceの間を往来するユーザーが非常に多いということである。 Technoratの月間ユニークユーザー数は,2006年4月が約450万人と急伸している。1年前の2005年4月が10万人程度だったから,すごい成長ぶりである。実際には,今年には入ってから,爆発的に伸びたようだ。その急伸の起爆として,MySpaceが貢献しているというわけだ。 MySpaceの若い利用者は,確かにブログ大好き人間の集団のはず。彼らがブログ検索
2.ビジネスリサーチの情報収集 デスクトップ調査 の基本〜アニュアルレポートなど公開情報から… デスクトップ調査 とは、主にインターネットなどを使用して、公開情報を調査して整理・分析を行うものです。「CIAも収集する情報の95%が公開情報」ということで、情報不足とい… 2021.01.28 2021.05.13 1915 view コラム〜リサーチャーの日常 人生を通じてマッチクオリティーを追求する 知識の幅が最強の武器になる という本で初めて知った「 マッチクオリティー 」という言葉は、経済学の用語で、ある仕事をする人とその仕事がどれくらい合っているか、その人の能力… 2021.05.04 2021.05.13 295 view 2.ビジネスリサーチの情報収集 日常的な情報収集・整理術(Feedly+Dropbox) 【 ビジネス 情報収集 と 情報整理 の基本 】いま目の前にあるリサー
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