【モスクワ=佐々木正明】米国家安全保障局(NSA)による個人情報収集活動などを暴露して訴追され、南米エクアドルへの政治亡命を求めている米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者(30)をめぐり、ロシアのプーチン大統領は1日、スノーデン容疑者が反米活動をしないという条件付きでロシアへの事実上の亡命を容認する考えを明らかにした。また、オバマ米大統領とプーチン氏は米露双方の捜査当局などに問題の解決策を検討するよう指示した。 ロシア政府高官が同国メディアに明らかにした。ロシアはこれまで、モスクワの国際空港に滞在するスノーデン容疑者が「入国していない」ことを理由に自国とは関係ないと主張してきた。 米露両大統領は、スノーデン容疑者をめぐる問題解決策を見いだすため、米連邦捜査局(FBI)とロシア連邦保安局(FSB)が協力することで合意。近く両組織のトップが協議することになるという。 一方
ロイター通信によると、ロシアの移民当局者の話として、米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者(30)がロシアに亡命を申請した。 トピックス:スノーデン氏トピックス:米国家安全保障局 インタファクス通信によると、元職員の弁護士が6月30日夜に、モスクワのシェレメチボ空港にあるロシア外務省の事務所で元職員の亡命を求めたという。一方、ロシアの連邦移民局のロモダノフスキー局長は1日、元職員による亡命申請の事実はないと述べた。 関連記事CIA元職員、エクアドル亡命申請 中国、香港出国を黙認 米との摩擦避ける狙いか6/25〈ロイター〉米データ収集告発者の受け入れ、ロシア「亡命申請あれば検討」6/12〈ロイター〉仏女優B・バルドーもロシア国籍申請か、ゾウの殺処分命令に抗議1/7レコメンドシステムによる自動選択最新トップニュース
【モスクワ=緒方賢一】インターファクス通信は1日、米情報機関「国家安全保障局」(NSA)による情報監視を暴露したエドワード・スノーデン容疑者(30)が、ロシアに亡命申請したと報じた。 プーチン大統領は同日、記者団に対し、「彼(スノーデン容疑者)がここ(ロシア)にとどまりたいなら一つ条件がある。米国に損害を与える行動をやめなければならない」と述べ、亡命を受け入れる可能性を示唆した。 同通信によると、スノーデン容疑者はモスクワの空港内にあるロシア外務省領事部の窓口に6月30日深夜、行動をともにしている英国人女性弁護士を通じて亡命を求める書類を提出した。領事部は書類を受理し、外務省に送ったという。 スノーデン容疑者は6月23日に香港からモスクワの空港に到着し、南米エクアドルに亡命申請した。しかしエクアドルに亡命できる見通しが立たないまま、空港の乗り継ぎ区域に1週間以上とどまっている。
米国家安全保障局(NSA)による個人情報収集活動などを暴露した米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン容疑者(30)。英米メディアの報道から浮き彫りになるのは、機密を扱う仕事に就いたことで自国への不信を強めていった姿だった。 東部メリーランド州で育った容疑者は、高校時代にコンピューターに夢中になり、日本のアニメにも強い関心を持った。高校は中退した。 米軍によると、2004年に陸軍特殊部隊の候補者として入隊したが、約5カ月後に除隊。入隊の動機は「人々をイラクの圧政から解放するため」だったという。 メリーランド州に戻って警備員を務めた後、06年中旬にCIAに職を得た。最高機密を取り扱う資格を得て、CIA職員の身分を隠ぺいしながらジュネーブで米国務省員として活動する。同年、容疑者はあるインターネットサイトに、学歴のない自分が就職できたのは「コンピューターの天才だから」と書き込んだ。
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【モスクワ=佐々木正明】米国家安全保障局(NSA)の個人情報収集活動を暴露し、モスクワの国際空港にいる米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン容疑者(30)について、インタファクス通信は27日、「状況は袋小路に陥った」とする消息筋の声を伝えた。 一方、在モスクワ・ベネズエラ大使館は27日、同国のマドゥロ大統領が来月1日、ガス関連の会合出席のためモスクワを訪れると発表した。ベネズエラは、スノーデン容疑者からの政治亡命の申請があれば受け入れる考えを表明しており、容疑者の今後の処遇についてロシア側と協議する可能性も出てきた。 南米エクアドルへの政治亡命を求めているスノーデン容疑者は、香港からモスクワに到着して以来、入国審査を経ず空港内の乗り継ぎ区域に止まっている。 消息筋はこれまで、米政府からロシアに公式な拘束要請はなく、「ロシアとしても、(スノーデン容疑者に)いかなる措置もとるつも
米国政府の対応は素早かった。NSA(国家安全保障局)機密情報を漏洩したスノーデンを「反逆罪」で訴追。香港政府に対し、「スノーデンを拘束し犯罪人として米側に引き渡す」よう要請。中国、ロシアその他の関係国に対しても同様の要請を行い、スノーデンのパスポートを無効とした。 これに対し、香港政府は大いに困惑したことだろう。スノーデンの来訪など寝耳に水だったはずだ。結局香港政府は、米国の「引き渡し要請」文書に瑕疵があるとしてスノーデンを拘束せず、その間に彼はモスクワに向かうことになった。 各種報道をまとめれば、当時香港政府が取った措置とその理由は概ね次の通りだったそうだ。 ●米国が香港政府に対しスノーデン逮捕を外交ルートで求めたのは6月15日頃。 ●6月21日、香港政府は米側要請の詳細について米国政府に対し照会を行った。 ●6月23日朝、スノーデンが出国のため空港に向かった時点でも米国政府からの回答は
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