競売に掛けられるギリシャのSpalathronisia島(2013年7月23日撮影)。(c)AFP/Sakis Mitrolidis 【7月25日 AFP】ギリシャ沖のエーゲ海に浮かぶ個人所有の無人島が、9月に競売にかけられる。入札開始額は1000万ユーロ(約13億2000万円)。競売を主催する企業が24日、発表した。 この島は、観光客に人気のギリシャ北部ハルキディキ(Halkidiki)半島の沖合500メートルに浮かぶ群島の1つで、面積10.4ヘクタール。金融危機のあおりを受けた地主が売りに出した。 不況が4年にわたって続くギリシャでは、増え続ける政府の不動産税を逃れるため私有島を手離す地主が相次いでいる。 3月には同国イオニア地方の私有島6つが、カタールのハマド・ビン・ハリファ・サーニ(Hamad bin Khalifa al-Thani)首長(当時)に売却された。売却額は850万ユー