青森ねぶた祭に出陣した大型ねぶたの写真を無断で広告に加工し雑誌掲載したのは、著作権の侵害にあたるなどとして、ねぶた師北村隆さんと運行団体が東京都内の衣料店代表者の男性を相手取り、700万円の損害賠償を求めた裁判の判決が22日、青森地裁であった。 浦野真美子裁判長は北村さんらの主張を全面的に認め、全額を支払うよう命じた。 青森ねぶた祭実行委の事務局では、「ねぶたの2次利用を巡り裁判に発展した例は聞いたことがない」と話している。 判決によると、男性は、2009年夏の大型ねぶた「男伊達と不動明」の写真を利用。11年8月、ねぶたの看板部分に店のホームページアドレスを記載するなどして写真を加工し、都内の出版社のファッション雑誌に広告として掲載した。 裁判で男性側は「加工した写真は有料インターネットサイトで購入した。著作権侵害の認識はなかった」と主張。しかし判決は、ねぶたが「思想または感情を創作的に表
財団の看板が取り付けられていた立佞武多(左)。右では立佞武多から財団の看板が外され「青森県五所川原市」に=いずれも青森県五所川原市の立佞武多の館で 青森県の財団法人「むつ小川原地域・産業振興財団」が電気事業連合会や日本原燃から多額の寄付を受けている問題で、財団が寄付金を原資に助成する同県五所川原市の伝統行事「立佞武多(たちねぷた)」の山車から、財団の名を記した看板が撤去されたことが30日分かった。東京電力福島第1原発事故を受け「原発マネー」で祭りをすることに批判が多数寄せられ、イメージダウンを恐れた市が取り外した。 市によると、観光施設で展示中の山車を見た観光客から「原発マネーをこんなところに使っているのか」との批判が多く寄せられた。このため財団と協議し今月5、6日に財団名などの入った看板を撤去。代わりに急きょ「青森県五所川原市」の看板を掲げた。 立佞武多は毎年8月4〜8日にあり、高さ23
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く